ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

着いたっ!梅の実

2023-05-16 09:27:47 | 果樹
ダメかぁ、今年も。
何年経ったら実を着けるんだよ。
柿が上手く行ったからって図に乗って、桃、栗、梅、アーモンドと増やして来たんだ。もう、植え付けてから4、5年になるんじゃないか。
栗は土地が合わないせいか2年連続で枯れた。桃栗三年、信じてすぐ収穫できるって思ってたのに。
それでも、雪と縮葉病にさんざん痛めつけられた桃は、なんとか実が着いたから、今年は何個かご馳走になれそうだ。
アーモンドも今年行けそう。貧弱な樹勢のくせにやたら実が着いてる。おい、そんな頑張んなくっていいんだぜ。ゆっくり育てよ。
なのに、勢いよく枝を四方に突きあげて元気を誇示してる梅、南高梅、さっぱり実が着かない。お花見できるくらい花も盛んだったのに、なんなのよ、あれは。まさにあだ花?

梅は他品種の受粉樹が必要だって言うから、南高梅と露茜を隣り合わせに植えたんだ。ところがどうだい!南高梅が咲き終わったの見計らうように露茜の開花が始まるんだぜ。
ダメだ、お互い意地を張り合ってるみたいだぜ。ふん、あんたなんかに花粉なんてくれてやるもんかい!もっと譲り合いの精神で行けんのか?
花が咲いてから、毎日2度も3度も見て回ってきたのに、今年もダメ、ってことはやっぱり来年小梅とか受粉樹を植え足してやらにゃいかんのか。うーん、苗木どこで手に入れよう?久しぶりに専門の苗木屋さんに相談に行ってみようか、なんて、もう、来年に向けて気持ちを切り替えていたんだ。
なのに、
あれっ、露茜、実が着いたんじゃないか?

移植傷みがひどくひ弱な育ちの露茜、着いてるよ、確かに。ぽっぽっと数個だけど、膨らみ始めてる。

よしよし。貧弱な身体で健気だなぁ。収穫まで頑張れってくれよ。スモモとの交配系だそうだから、果肉まで赤くなってピンク色のジュースができるってことだからな。よしっ、これまで以上に毎日声援を送るぞ。
に引き換え、南高梅!
お前はなにやってんだよ。木ばかり生がりやがって。お花見専用か?別の花粉がなくっちゃ、なんてお高くとまってんじゃないよ。剪定だってちゃんとしてやったし、少し離れちゃいるが、梅の林だってあるじゃないか、そこから飛んで来る、いや、運ばれて来た花粉で我慢しろよ。などと、くさし、悪態を浴びせる毎日。
が、
おっ、こ、これ、実じゃないのか?
おい、すでに1cmくらいの大きさに育ってるよ!なんで気付かなかった?おっ、こっちにも、あっちの枝にも、あらあら、ここにもいた。

なんだ、旺盛な葉の陰に隠れていたんだ。
個数確認、現在のところ8個!でも、きっとまだまだ見落としてるに違いない。露茜と合わせれば、なんとか梅ジュース小瓶1本分くらいにゃなるんじゃないか。
すまん、ほんとにすまんかった!
南高梅、お前もずいぶん肩身の狭い思いをしたことだろう。これで、やっとこ一人前だぜ。新たに受粉樹、なんていらないよな。露茜と二人で仲良く実を着けてくれよ。
ほれ、今年も株元に堆肥を敷いて藁で覆ってやったからさ。これからはねぎらいと誉め言葉でよいしょ続けるからさ。
頼むぜ、南高梅、露茜!



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きつっ!ZUMBA

2023-05-15 09:43:47 | トレーニング
なんと、正午開始のZUMBAだぜ!
日曜に組まれた特別レッスン、ありがたいねぇ、夜からのもあるけど、夜目きかぬ年寄りにゃ夜間外出は危ねぇ危ねぇ、ってことでたとえ昼ど真ん中だって逃せないんだぜ。
昼飯なんて食わずに駆けつけるよ、そりゃ。
さぁ、始まるるぞって時、インストラクターのおねえさんに声掛けられた。
「無理せず、疲れたら手抜きして小さな動きでいいですからね」
だってよ。
おい、誰に向かって言ってんだ!って、ああ、そう見えるのね、よぼよぼのおジイチャン頑張って、って。
ムカッと来たからさ、「そうですねぇ、一昨日12キロばっか走ったし、さっきまで2時間ほど草刈りしてたからねぇ、疲れてますよ、きっと。」って皮肉の一つもかましてやろうかと思ったが、
ダメダメ、年寄りは素直な可愛がられるおジイチャンでなくっちゃ、って思い直して、ただ一言。ありがとう、心配してくれてと返しておいた。
が、こんな見くびりで始まったんじゃ、辛くたってサボるわけにゃいかんだろ。
おうおう、やってやろうじゃないの!ジジイの実力見せつけてやろうじゃないの!
ZUMBA再開して3回目、しかもこのインストラクターのレッスンは2度目、まっ、ステップや振りは後追いが精いっぱい、とても颯爽と踊るってわけにゃいかんさ。
でもなぁ、何とか真似してます、なんてちまちましたダンスはお断りだぜ。間違ってたって気にせず踊る。右足か左足か、片手か両手か、そんなこたぁこだわらない。とにかく大きく踊る。リズムに乗って踊る。振りのそれらしさを極力つかんで踊る。さらに、セクシーに演ずる・・・
そう、このインストラクター、とってもお尻の動きが多いんだよ。まっ、ラテン系は本場からしてそうだけどな。
これ、男の参加者はみな苦手なんだ、日本人だねぇ!ダメだよ、そんなこっちゃ。ダンスなんてセックス表現でもあるんだからさぁ。
ってことで、できるだけしなやかに腰をグラインドさせて、上半身の演技も躊躇せず。負けないよぉ、ジイサン無理してるぅ、なんて冷やかし半分の視線になんて。
それにしても、このレッスン、きつっ!やたらテンポ速いし、ステップ小刻み、しかも動きは大きい。
これかなりの運動量だぜ、って終わってからガーミン(ランニングウオッチ)の記録で見たら、
1時間弱で11キロだって、ひぇぇぇぇ!
歩数で換算するからな、小刻みなステップだとこんな走行距離が出て来るわけなのさ。
一切、手を抜かず、さぼりもせず、可動範囲ぎりぎりで目一杯踊ったから、まっ、この数値もちょっとした勲章だな。でも、心拍数(赤い塗りつぶし)は最大でも140ちょい、一昨日の12キロ外ランの150越えとはくらべものにならんよな。ちょろい、ちょろい。
レッスン終了、見送りしてくれたインストラクターのおねえさん、俺に対してだけ思わず拍手してくれちまってたぜ、って、おっと、ただ、思い違い、自意識過剰なんだぜ、ジイサン。


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苗の追肥、市販品はどうだ?

2023-05-14 17:19:20 | 米つくり
苗に追肥?トマトやナスやカボチャなら簡単だぜ、自家製のボカシをポットの苗の株元に撒いてやればいい。潅水するたんび肥料分は土中にしみ込み、根っこはそれを吸収して、ほらほら、苗たちは元気なもんだぜ。
トマトだろ、薄皮丸茄子。

カボチャもしっかり葉を広げてるぜ。
なんだぁ、不足気味だぁ?葉の色上がらない?足りなきゃ何度でも撒いてやりいいってことさ。ここまで育てば、ボカシの窒素で根っこが痛むなんてこともない。が、
イネの育苗となるとそうはいかんのだぞ。
小さなポット苗箱だろ、プールだしなぁ、ボカシ撒いたとすると、肥料成分はポットの土を覆うわけだが、ポットの中はちょぃと飢餓状態、イネの根っこのやつ、おぉ、あるぜあるぜって、ごちそうの在りか嗅ぎ分けて、ポット表面に張り出してくるんだよ。
これにゃぁまいったんだ!ポット苗同士が根っこで絡まりあって田植え機でつながって出て来やがるのさ。もちろん、一定間隔で素直に植わってくれやしない。
ダメだこれじゃ、やっぱり水に溶ける肥料でなくっちゃ。
で、試したのは、ボカシをネット袋に入れて水に漬け、水溶性肥料分を溶出させて、それを液肥として散布するってやり方だ。これ、もう10年近く続けて来たんだが、どうも、効きが弱いんだよなぁ、当然だよ、ボカシなんだから。養分含量はもともと少なく作ってあるし、窒素分とかは一緒に積んだ土に吸着させてるわけだものな。
なんかいい方法ないもんか?
なんか打開策はないか?ずっと考え続けてきたんだが、どうも自家製肥料じゃ思い当たらない。あぁ、化学肥料なら液肥はいくらだってあるよ、でも、こちとら40年来の無農薬・無化学肥料だからって胸張っちゃうので、そんなもんは使えない。有機栽培となると資材は市販の製品にゃ頼れない、それが先を走る者の宿命だぜぇ、なんて、恰好つけてんしゃねえよ。
肥料や栽培方法は自前で何とかするっきゃない、って、長年の既成概念、強固な刷り込みだったんだなぁ!
念のためってアマゾンや楽天調べてみたら、・・・
あるわ、あるわ、ずらーっと製品紹介だらけだぜ。
そうか、今じゃ有機農業は一部の篤農技術じゃないんだ。もはや流行の栽培方法になってたんだ。取り組む農家が増えりゃ、様々な資材の需要も多くなる。買い手がいるなら、支える製品もどんどん開発されて来るってことなんだぜ。
よしっ、自家製へのこだわりはここらで捨てよう。使わせてもらおうじゃないか時代の便利は率先してさ。ただし、品質の確認は怠りなくな。どれどれ、
有機液肥って言ってもピンキリだからな、よくよく確かめないと、化学肥料混入とか、展着剤入りとか、添加物で補強したものとか、いろいろある。原料はもちろん、製造方法もチェックしないとな。
で、選んだのがこいつ、サカタのタネ「ネイチャーエイド」。

とうもろこし浸漬残さ を発酵させたものだってよ。表記通りなら、他に混入物はなし。強力な肥効は望めないが、液体なので即効性はきたいできる。価格もまずまず、顧客の評価もそれなり、ってことで、この「ネイチャーエイド」を追肥に採用!
うん、匂いはなんか黒糖とかメープルシロップみたいで、安心できるな、これなら。如雨露で300倍に薄めたものを水を張ったプールの上から満遍なく、特に葉の色が薄いとこは重点に撒いた。
3日前に1度散布、心持ち効いてきたようなぁ???
まずは信じて、もう1回撒いておこう。
苗箱の元肥はボカシだけ、根腐れ恐れて少肥で育ててきたポットイネ育苗、もしこの液肥が効果ありなら、断然、助かるんだ!
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菜の花座リニューアル?

2023-05-13 09:32:18 | 菜の花座
何だ、何だ、リニューアルだってぇ?
ほう、やっとこ作者が替わるか?それとも演出がか?
すまんなぁ、そこらへんは旧態然だぜ。
新入団員がデビューする、ってことじゃ確かに、新風吹きつつある。が、出し物は、紅座流れ旅シリーズの第3弾だからなぁ、代り映えしねえよな。
じゃあ、何だよ、リニューアルって?
チラシ・ポスターがイメージ刷新だぜぇ!

どうだ、参ったか!って、勝ち負けの話しじゃねえだろ。
前回まで長く宣伝美術を担当してくれてたアズム君は、個展の準備に専念したいってことで、手を引いた。残念!彼の予想を裏切る色使いとか抽象性とか、好きだったんだよなぁ。でも、プロデビューを目指すってことなら、応援しなくっちゃな。
さて、跡継ぎ、どうしよう?
思案する間もあればこそ、新入り君の紹介で、期待の新人?が名乗りを上げてくれた。くじらさん、おぉ、なんとクジラ大好きさんだった。つい図に乗って、ネトフリ韓ドラ『ウ・ヨンウは弁護士は天才肌』と同じじゃない、見て見て、ってなに勧めてんだよ。
彼女の仕事は、デザイン案を二つ提示して団員の投票で決めるって、なんと民意を尊重した?仕事振りだった。閣議決定ですべて押し切るどこぞの人たちとは大違いだぜ。
一気にオーソドックスな復古調、ストーリーがすぐに読み取れる分かり易さが特徴だな。まっ、題材そのものが、古風だからなぁ、並んで立つ二人の咲哉、丁寧に描けていて、このタッチが彼女の持ち味なんだろう。紅咲哉ものとは違う作品だったらどう表現してくれるんだろう、楽しみが増えたな。
これまでと180度違った宣伝美術、新しい作家との出会い、なっ、リニューアルに違いないだろ。
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わかっちゃいねぇんだよ、農業ってもんが!

2023-05-12 09:18:32 | 世の中へ
おっ、食料増産命令!だってよ、ようやっと政府も尻に火が付いたか。

ドンケツの自給率グラフも上がってるしな、そりゃこんな有り様じゃ、国民を守るなんて出来っこないよな。ミサイルどころの話しじゃないぜ。
どれどれ、自給率向上の目標値は?その方策は?
ふぇーっ、ぶったまげぇぇぇ!
花農家に米やイモ作らせる!?
価格統制や配給制を検討する!?
やっぱなぁ、まるでわかっちゃいねえんだぜ、農業てもんがよ。
緊急に食糧必要だ、米作れ!って命令されたって、わかったっ、明日から花や果樹止めて田んぼにするすっ!ってそんなことできるわけないだろが。
田畑に種もみ播きゃ米出来る?昼夜兼行の突貫作業で1カ月で収穫?どんな頭脳構造してんだよ、奴ら。
これまで、米なんて作るな、あっ、ちなみにここらの減反50%弱だかんな!金になる果樹や花に特化しろ!ハウス建てて、果樹植えて、儲かる農業で頑張れ!さんざっぱら尻叩いてきといて、これかよ。
しかも、価格統制と来たぜ。配給制だぜ。
なんか、戦時中と勘違いしてんじゃねえか、って言うか、危機管理てのにヒロイズムの悲壮感に陶酔してるんじゃね?
農家が一生懸命作った農産物、無理やり供出させる気でいる、当然、不当な安価でってことだよな、考えてんのは。なんとまぁ、戦争中に逆戻りとはな。欲しがりません勝つまでは!一億総火の玉だっ!聖戦貫徹!
こんな議論が上がって来る政府や農水省って、絶望しかないよな。
農業ってもんが分かってないし、農民なんて絞りに絞って、すっからかんになるまで出させりゃいいんだって感覚なんだから。
違う、違う!狙いどころがまるっきりずれてるぜ。
まずは、日ごろから増産体制の確立を目指すことだろ、基本は。農家が安心して食糧作れるようにすることだぜ。年金だけじゃ暮らせないからって、ジジババが田畑頑張って作ってるような現実からまず変えなくっちゃ。農業で食っていけるような政策なんだぜ、必要なのは。

ちょっと辺り見回すと、どんな問題でも、これ。基本には目をつぶって、小手先でなんとかしようとする。少子化だってそう。若者の収入向上見向きもせず、子ども手当増額だ。今の低賃金や奨学金の借金抱えて結婚なんてできっこねえだろ。
介護現場の人手不足にゃ、出稼ぎ外国人で糊塗しようする。違う、っての!給料上げることしかないんだよ、介護スタッフ集めたかったら。
DVの防止法案改正議論だって、臭いにおいは元から絶たなきゃダメ!根っこは女性が経済的に独り立ちできていないってことだ。非正規で独り立ち出来なきゃ、我慢するしかいないもの。女一人、あるいは子連れで、さっさと飛び出して暮らせる世の中なら、DVの被害なんて激減するぜ。れいわの大石あきこの指摘の通りさ。
本質が見えない連中に社会の仕組みを任せちまってる、この国!
もう、どうすりゃいいんだよ>
いいのか、このまんま突き進んで!?


コメント (4)
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