ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

田んぼ堆肥撒き、頑張ったぞ!って、思いっきりべただな

2023-05-03 16:04:45 | 米つくり
言わせてくれよ、大きい田んぼ、1反部と1反3畝、堆肥撒き切ったんだぜ!イエィ。
褒めてやってくれよ、キャリーに山盛りで7回分だからな。
それだけじゃない。余った堆肥は里芋、カボチャの畑に運んでこっちも7畝、撒き終えた。

高齢者農業の誉だな。
居ないよ、ここらじゃ、フォークで撒き散らす百姓なんて。だいたい、堆肥そのもの使わないからね。良いってことはわかってても、手間だから。化学肥料をトラクタの散布機でちゃっちゃっと振りまいて終わり、後はクーラーきいたトラクター耕すだけ。
まっ、そんでなきゃ米作りする奴なんていないけどな。
年寄りは意地で頑張るのさ。有機農業てのは、こういうもんだぜ、ってね。いいのいいの、いつまで時代遅れやってんの、って嘲られたって。できるだけ労力かけずに無農薬栽培できるならそれはそれ、いいことだぜ。
でもなぁ、こうやって、年寄りが老体に鞭打って作る無農薬田んぼってのもあってもいいんじゃないか。生ける農業技術歴史資料ってことでさ。
世の中、効率、コスパ全盛だからな。その流れからしたら、アホの骨頂にゃ違いないさ。でもなぁ、こうやってフォークで堆肥掬っちゃ、歩いて行って撒く、なんて徒労を繰り返してると、田んぼとの一体感ってやつも生まれてくるのさ。あるいは、愛情か。
去年の出来を頭に浮かべながら、ここらはイモチ出たから少なくな、とか、この辺りは生育イマイチだったなぁ、そんじゃ厚めに振っておくか、とかな。田んぼと対話しながら撒いて行くのさ。
って、言っても、退屈は退屈だ。2枚の田んぼでほぼ2日かかりだったもの。で、そこはれいわの後期高齢者、スマホでスポティファイの音楽聞きながら撒くわけさ。
聞くMixは、ワークアウト!ランニングでお供してくれるやつ。お気に入りの曲、幾つも入っていて、気分が高揚する。
そう、ポップミュージックでノリノリ気分でやらないことにや、とてもやり遂げられないのさ。若い!
でもなぁ、この気持ちの若さと体力、どこまで続けられるか、寿命との競争だな。
コメント
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