ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

『Wave Makers 選挙の人々』羨ましいぃぃぃ!

2023-05-20 20:13:04 | Netflix
久しぶりにNeflixドラマで一言。
見てたさ、ほぼ途切れることなくね。前回は韓ドラの『スタートアップ 夢の扉』、マイクロソフト版チャットgpt・Bingで、試しに「韓ドラで評判作は?」って聞いてみたら、勧めてくれたドラマ。
うん、楽しめた。そこはヒット作連打(『愛の不時着』『ミスターサンシャイン』他)のスタジオドラゴン、抜かりはないな。しばし熱中ドラマタイムをプレゼントしてくれた。出演者もみな魅力的だったし、何より、三角関係の設定がとことん斬新だった。男の純真が胸を打つ、あっ、今時、こりゃ男の専売かな。IT起業に関わる知識も学ばせてもらったしな。
でも、昨日見終わった台湾映画『Wave Makers 選挙の人々』はさらに圧倒的だった。もう、各回、羨ましい!の連発だった。

何って、台湾の社会と政治と選挙に関わるあれやこれやだ。
取り上げているエピソードは、同性愛のカミングアウトだったり、不倫男への復讐だったり、リベンジポルノだったり、家事を押し付けられる妻の不満だったり、まぁ、取り立てて真新しいものはないさ。
でもなぁ、物語の場が、社会を二分している野党の選対事務所となると、ええーっ!ってなるよな。そんなところがドラマの舞台になるのかっ!ってな。ここでまず、羨ましいぃぃぃ!だよな。
視点はすべて女性の視点で貫かれてるのは当然として、10カ月後に迫った総統選挙の候補者が女性、対する現職総統も女性!さらに、選対部長も女性、広報の副主任(主人公)も女性。うーん、進んでるぜ、台湾。いや、ドラマだからかもしれんが。
党の選挙スタッフに若者の多いこと!みん政治に熱中してるんだ。日本じゃ、あり得ねぇぇ!
このまた選挙戦がもの凄い盛り上がりで、もはや、完全なお祭りなんだな。

おいおい、投票率40%って国との違いは何よ?
選挙に対する熱中ぶりってのはドラマの誇張ってことじゃないらしい。やっぱり、ひまわり革命を経験してるからねぇ、かの地の若者たちは。対中国との緊張関係が否応なく政治に関心を向けさせるんだろう。
この熱い思いと行動がある限り、中国だって簡単に武力統一なんて出来っこない話だよな。
何でも権力者の言いなり、選挙の権利さえ投げ捨てて唯々諾々の多くの日本人、一気に侵攻されれば終わり、なんて単に区的な結末を思い描いてしまうんだろう。とことん議論を尽くしてあの手この手を試そうとすることなく、簡単に国防重視にひた走ってるしな。
羨ましい台湾!民主主義の生き生きとした姿を垣間見せてくれたドラマ、『Wave Makers 選挙の人々』!冷笑と無関心に流されてる日本人にゃ必見だぜ。



コメント
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