歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

高崎市・八幡塚古墳 円筒埴輪6000本製作して築造当時を再現するプロジェクト

2008年10月08日 | Weblog
9年目で4000本到達
 国史跡指定「八幡塚古墳」(高崎市保渡田町)は、築造当時に6000本の円筒埴輪が並んでいたと推定されるが、それと同じ様子を再現しようという「プロジェクト6000」が進められている。
 プロジェクトを進める「かみつけの里博物館」は、復元整備された2000年にスタートしてから、近く4000本目の埴輪を古墳の周りに設置する。
7年目の07年2月に半分の3000本を突破、4000本目は今年2008年9月13日に製作された。
 同博物館の埴輪工房では毎週土、日曜日に希望者が職員の指導を受けながら埴輪を製作、作られた埴輪は古墳の周りに設置されてきた。
 埴輪製作は事前申し込みで、毎週土、日曜に行っている、
[参考:10/8毎日新聞] 

八幡塚古墳 (群馬県 高崎市保渡田町字八幡塚)
 保渡田古墳群の一角にある前方後円墳
 全長96m 後円部径56m 円部高さ10m 前方部前幅57m 墳丘は前方部3段・後円部3段 5世紀後半築造
 周堀を含めた全長は190m、幅148m。内堀には4つの中島があり、この古墳の特徴である。
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全羅北道任実郡ハガ遺跡 後期旧石器時代の大規模石器工場を発見

2008年10月08日 | Weblog
 2万年前の後期旧石器時代の多様な石器を大量に製作した空間が全北任実 임실で発見された。ナイフ型石器も出土した。
 朝鮮大博物館(館長イ・キギル 李起吉 이기길)は去る2000年5月地表調査で発見された任実郡新平面加徳里ハガ 하가遺跡のうち300㎡で最近第3次発掘調査を行った結果、ここから直径30m以上の後期旧石器時代の大規模石器製作の場所であることを確認したことを7日明らかにした。
 これを証明するように今回の調査対象地域では3千点余りに達する各種旧石器遺物が収拾され、坪当たり40点を越える遺物密集度であったと博物館は話した。(注:韓国でも1坪は3.3㎡)
 旧石器考古学専攻のイ・キギル館長は「ハガ遺跡を分析した結果、石器を製作するのに良好な石材として酸性火山岩を活用したものが全体の70%を占め、さらにその種類も狩猟具と加工道具などを網羅する」と付け加えた。
 昨年の2次調査で確認した角錐状石器 각추상 석기および両端尖頭器 양끝찌르개と共に、今まで日本列島だけで確認されたいわゆる「ナイフ型石器 나이프형 석기」までもが発掘されたことによって、ハガ遺跡が日韓間の旧石器文化の交流および日本後期旧石器文化の源流を究明するのに重要な遺跡として浮上した」と調査団は話した。
 日本列島でナイフ型石器は全地域に分布して、剥片尖頭器 슴베찌르개と角錐状石器、両端尖頭器はそれぞれ西日本と東日本を中心に集中して出土する様相を見せている。
調査団はまた石器が狩猟道具の他に、施紋具 새기개、搔器 긁개、溝刃 홈날、ノコギリ刃 톱니날、嘴刃 부리날と同様に、多様な加工道具と、きれいに擦り砕くであろう多面の砂利などが共に出てくることによって、ここらが石器製作跡であるだけでなく獲物の処理、骨角器の製作など日常生活もされた生活遺跡であると付け加えた。
 これら石器が集中出土した文化層炭に対して炭素年代測定を外部機関に依頼した結果、年代21,500年 B.C.~21,300 B.C.という年代が検出された。
 これに伴い今回の調査指導委員の1人、ペ・キドン 배기동 教授は「農地耕作などでハガ遺跡がこれ以上破壊されるのを防ぐために文化財指定などの保存対策用意が至急だ」と話した。
[参考:10/7聯合ニュース]
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