歴歩

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三重県明和町 小金3号墳 6世紀後半の横穴石室を発見

2008年10月23日 | Weblog
 10/23付毎日新聞の記事で初めて円墳の直径を記載されていましたので、追記します。
 県埋蔵文化財センターは15日、多気郡明和町池村の古墳時代の直径約18mの円墳「小金3号墳」で、埋葬当時の原型をよくとどめた「横穴式石室」が見つかったと発表した。
 石室は、県南部の古墳にみられる特徴をよく示す両袖式の羽子板型で全体にやや細長く、全長8・2m、高さ1・7m、幅1・1mで、花崗岩でできた天井の外側に、砂のような土と粘り気のある土が交互に約30層(高さ1・5~2m)で盛られていた。強度を高め、浸水を防ぐための工夫とみられる。天井、両側、奥のすべての石材が残っており、天井部の石のすき間には目詰め石もあった。石室を覆う盛り土も当時のままの状態で残っており、石室の造り方や盛り土の積み方がよくわかる。かつての墓造りの様子を知ることができるという。
 石室の中から棺は見つかっていないが、盛り土の層の間から、底に穴の空いた直径約10cm土器が裏返しの状態で見つかった。墓造りの途中で祭礼を営んでいた可能性があるという。出土した土器から、6世紀後半に造られた古墳と推定された。
 19日午前10時半から現地説明会を開く。出土した土師器、須恵器など遺物も公開する。(終了)
 日 時: 平成20年10月19日(日)10時30分から11時30分まで
 場 所: 小金3号墳発掘調査現場 (多気郡明和町池村)
 主 催: 三重県埋蔵文化財センター電0596(52)1732
[参考:10/16中日新聞、10/16産経新聞、三重県お知らせ情報、10/18読売新聞、10/23毎日新聞]
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高崎市・上中居遺跡 中国製破鏡出土 関東で3例目

2008年10月23日 | Weblog
 上中居遺跡(群馬県高崎市)から、青銅鏡の破片が出土したと、同市教委が22日発表した。
 鏡を意図的に割って祭祀などに使った中国製の破鏡とみられる。縁の部分が磨かれたようになっていた。
西日本では出土例が多いが、関東では神奈川、千葉両県に次いで3例目。
 破片は浅い溝から見つかり、大きさは最大カ所で長さ約11cm、幅約3・5cm、厚さ約5mm。もともと直径12・8cmの中型円形鏡だったと推定される。背面に刻まれた2重の鋸歯文などから、中国で2世紀ごろ後漢時代に製造された浮彫式獣帯鏡とみられ、銘文の文字の一部も残っている。
 市文化財保護課によると、破鏡の出土は全国で約200例あり、うち半分が九州に集中。国内で製造されたものは山形、栃木両県で発見されているが、中国製としては最も遠い地域での発見例となる。
 集落からはずれた溝(幅約70cm、深さ約10cm)の中から、勾玉、管玉とともに出土した。水にまつわる祭祀に使われた可能性が高く、勾玉などの特徴から5世紀前半まで使われ、廃棄されたとみられる。
 破鏡は25日から12月14日まで同市八幡町の観音塚考古資料館で開催される企画展「光と力-縄文から観音塚古墳まで-」で公開される。
[参考:産経新聞、毎日新聞]
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