高麗文化財研究院は2日、京畿金浦陽村面の陽村宅地開発予定地で青銅器時代住居跡55基とともに、3世紀頃に造成された初期三国時代墳丘墓計22基を追加して確認したと発表した。
このうち、埋葬主体部があるものが10基、墓周囲に周溝があるものが6基、埋葬主体部だけある土壙墓が4基であった。
周溝は平面で概ね方形であり、丘陵頂上部に沿って築造されていた。
埋葬主体部には大部分が木棺を使って死体を安置したとみられ、鉄器類と土器類、玉類を含んだ遺物が木棺内外から見つかった。特に2ヶ所で見つかった金箔を施した玉が目を引く。
鉄器類は環頭大刀と槍、斧、鎌、刀子、矢尻などがあり、土器類は灰色あるいは灰青色を帯びた軟質が主流であった。
こうした墳丘墓が陽村宅地開発地区でこれまで計60基程度確認され、これらは韓半島南部で確認された墳丘墓中最も北側に位置していることが分かった。
[参考:聨合ニュース]
過去の関連ニュース・情報
2009.9.16京畿金浦で3世紀の馬韓勢力墳墓を大量に発掘し、鉄器類、鉄製武器類などが多数出土
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鉄器類は環頭大刀と槍、斧、鎌、刀子、矢尻などがあり、土器類は灰色あるいは灰青色を帯びた軟質が主流であった。
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