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北九州市・城野遺跡 弥生時代中期~後期の工房跡が見つかる

2010年12月11日 | Weblog
 11月7日付読売新聞のニュースに続いて1ヶ月経過した本日11日、毎日新聞から新たなニュースがあった。
 おそらく11月に見つかった玉工房跡から、さらなる出土があったと思われる。
工房跡の時期は、弥生時代中期~後期としていたが、今回は終末期(2世紀末~3世紀)としている。
 また、2カ所の住居内の土中から水晶約900点と緑色の碧玉約100点が出土しているとし、数が900点も増えている。
 さらに、水晶は市内の山から、碧玉は山陰地方から運んできたとみられると石の産地も特定している。
[参考:毎日新聞]

過去の関連ニュース・情報
2010.11.7 城野遺跡 弥生時代中期~後期の工房跡が見つかる

 北九州市教委と市芸術文化振興財団は、城野遺跡(小倉南区城野)から勾玉や管玉を作った弥生時代中期~後期の工房とみられる遺構が見つかったと発表した。
 工房とみられる建物跡(約15㎡)の内部から勾玉や管玉の素材である水晶や碧玉を削ったときの破片が散乱した状態で100点以上、そして別の住居跡からは長さ2・3cm、厚さ1cmの勾玉や直径0・7cm、長さ1・5cmの完形の管玉が見つかった。
 今年度は昨年度に見つかった方形周溝墓の東側を調査し、工房や貯蔵穴3基、竪穴住居跡26棟、土坑墓5基、多数の弥生式土器が出土した。
[参考:2010.11.7読売新聞]

過去の関連ニュース・情報
 2010.7.22 城野遺跡 弥生時代の石棺に人物像
 2009.11.17 城野遺跡 九州最大級の「方形周溝墓」が発掘
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