今年度のセンター試験の大きな変更点である外国語(英語)リスニングテスト、読売新聞によると故障などで436人が再テストとなったようだ。
比率ではすごく少ないが、受験生にとっては大変な問題である。
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受験生の公平性確保のため、放送による試験でなくICプレーヤー利用だったのにこれでは困りものである。ただ、新聞を読む限り、本当にすべてが故障と言えるかどうかわからない。
事故の内容としては、、、
▽途中から音声が聞こえなくなる。
▽声が大きくなったり、小さくなったりする。
が、あったそうだ。これ以外に昨日のTVによる報道だと、プレーヤーを落としたら聞こえなくなった等もあった。
試験実施前から心配されていたことだが、やはり事故は起きた。ただ、音が大きくなったり小さくなったりについては、ひょっとすると受験者が原因かもしれない。人間は過度の緊張を強いられると、聞こえるものも聞こえなくなるかもしれないからね。精神状態が肉体に影響を及ぼすのはあり得ることなんじゃないかな。
思いたくはないが、不正行為も考えなければいけないかもしれない。一昨年の夏の試行テストで、こんなに事故があったとは聞いていない。
再テストの対象者は本試験の終了後に再テストを受けることになった。ごくろうさま。
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大学入試センターの荒川正昭理事長の話
「リスニングテストは全体としては、大きな混乱もなく終了したと考えている。しかし、約400人の受験生からICプレーヤーが原因と思われる申し出があったことは遺憾。今後は、原因を十分分析し、トラブルの数をゼロにしていくとともに、操作方法や説明についても改善したい」
松浦功事業部長の話
「(トラブルがあったと)手を挙げた受験生は、すべて再テストにすることを決めていた。性善説に立っている」
「試行テストでは、これほどの割合でトラブルは起きなかった。こんな数は想定していなかった」
「試験前の確認時に問題がなかったのに、なぜ試験途中で動かなくなったのか」
…検証しなければならないことが多い。