何回かエントリで取り上げた、自己申告・評価がやっとできた。評価項目や様式は、3月末になったら、管理職のコメントを含めすべて自分のウェブサイトで発表しようと思う。
自分の個人的感想ではあるが、この手のものは有効で、行うべきだと考えている。自分のやったことを曲がりなりにも文書化し、ふりかえるのは、当たり前のことだが大事なことである。また、年を取れば取るほど、文句を言ってくれる人の存在は大事なのに、その確保が難しくなることへの対応ができる。校長の意見が常に正しいとは絶対思わないし、職務上行っているので、何を言われても根に持つことは(たぶん)ないのだが、とにかく何か言ってもらえる存在は大事で便利である。自分がコースから外れているかどうかを検証は非常に難しいものなのだ。
じゃあ、諸手を挙げて万々歳かというとそうでもない。現在の様式、評価方法でいいのかどうかは、疑問点もある。評価の正当性の検証方法もわかりにくいし、校長・教頭の評価に異議申し立ても実質的にはできかねるものがある。また、その評価がどのように個人として改善に活かすべきか、管理職は組織運営の改善に活かすべきかも、なかなか見えてこない。これはかなり難しいことだ。下手をすると、教師も、校長・教頭も評価をやって、やりっ放し、言って言いっぱなしになってしまうのではないかと、心配になる。
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アメリカで公共インフラが、作った後のメンテナンスがちゃんとしていなくて…橋が落ちたり、道路の陥没が起きたり…問題になったことがあったそうだ。これはNHKの「クローズアップ現代」という番組が、5日に、「しのび寄る老朽化の危機 ~多発するインフラ事故~」で取り上げていたことだ。
番組でこんな言葉が出ていた。インフラメンテナンスの悪さを批判した言葉である。
BUILD & FORGET (作ります。忘れます。[メンテナンスは考えません])
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ハードウエアもそうだけど、人事評価のようなソフトウエア・ノウハウも実施した後のメンテナンス、アフターチェックが必須である。でも、現在のこのシステムは、実施するだけで手一杯。管理職が授業を見に来ることすらやっと始まった状態である。
PLAN, DO, CHECK, and ACTION
実施後がしっかりしないと、CHECKの後がFORGETになってしまう。そんな心配がある。