地方の学校へ派遣。冗談だろ。
16日朝日新聞に、こんな内容の記事が出ていた。
以下引用
学校現場の状況を知ってもらおうと、文部科学省は教員免許を持っている職員を教員として地方都市の公立中学校などに派遣し、研修させる方針を固めた。若手職員を対象に人選を始めており、4月から1年間の予定で2、3人を出すという。
これまで文科省は、教育行政の体験を積ませるために、入省8~9年目の職員らを中心に、県教委の課長職などに2、3年間出向させてきた。その後、一部の県や指定市の教育委員会の教育長として出向させる例もある。また、入省2年目の職員はキャリア採用者を中心に1カ月程度、市教委で研修をさせてきた。
教育委員会の職員には教員免許を持ち、学校で教えてきた経験者が多く、文科省側は「教育委員会での勤務で学校現場の知識を得てきた」などと自己評価してきた。だが、「教育行政を担っているのに学校を直接知らないのはおかしい」との批判も根強かった。
文科省には毎年、教員免許を持つ職員が数人、入省している。当面は、これらの職員を対象とするが、将来的には、大学で教員免許を取得していなくても、都道府県教委の判断で一時的に交付できる「特別免許状」の制度の活用なども考えたい、という。
派遣先は検討中だが、受け入れる側の事情も考慮して、担任は持たせず、副担任などの立場で指導にあたらせる考えだ。
ここまで。
修行につきあわされる方のことも考えろ。頭がいいだけの人間が何の役に立つか。時間の無駄、指導する現場の先生のじゃまになることはあっても、益になることはない。いい迷惑である。
ゴミ掃除、便所掃除、生徒同士の暴力沙汰の仲裁。場合によっては自分に物理的な被害・影響がでる。文部科学省の学校現場の認識が、「金八」や「14歳の母」レベルで留まっていないことを信じたいが、いずれにしても、『派遣先は検討中だが、受け入れる側の事情も考慮して、担任は持たせず、副担任などの立場で指導にあたらせる考えだ。』だってぇ?
どこでもかまいませんので派遣させてください。ではないのか?
受け入れていただければ…無条件ではないのか?
担任は持たせず…あたりまえだ。できるわけないだろう。
副担任などの立場で…いい加減にしろ。副担は担任とは別の忙しさがあるぞ。
指導にあたらせる…いい加減にしろ。
基本的な発想としてえらそうだ。本音が言葉に表れている。ふざけている。
やっぱり大本営は前線を知らない。
学校は最近はやりの”WE”だぞ。1年中霞ヶ関の予算編成時期と同じだぞ。病人・死人が出てからでは遅いからな。その時受け入れ先の都道府県市町村に文句を言うな。覚えておけ。
…そう思う。