全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

サヨナラ、0系新幹線

2007-12-23 04:56:00 | 全英連参加者 2007

新幹線0系車両 『初代新幹線、来年11月で廃車』に思う。

 21日スポニチを読んでいたら、小さな記事が出ていた。
 JR山陽新幹線新大阪-博多間の「こだま」として運行している初代新幹線の0系車両を、来年11月末で引退させることになったそうだ。

 本当に小さな記事だった。廃車と、書いてあった。
 きつい言葉だ。

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 0系車両は、東京五輪が開かれた1964年10月、東海道新幹線開業(10月1日)に合わせ「ひかり」「こだま」としてデビューした車両。最高時速の210キロは当時世界一だった。別名「夢の超特急」である。
 当時は東京-新大阪間を3時間10分で結び、在来線特急の6時間半を大幅に短縮した。
 1986年までに3216両が製造された。JRは今年民営化20年だから、0系はJRになる前に製造は終わっていた。

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 0系新幹線車両は、後継車両の登場などで1999年には、東海道新幹線の区間からすでに引退。現在ではJR西日本が6編成を運行するのみになっていた。4年前全英連大阪大会で現地に出かけたとき、下りのホームに短くなった0系編成を見かけ、懐かしかったことを思い出した。
 鉄道車両も機械である。古くなったり、性能が後継機種に劣れば消えていくのが運命である。マッカーサーではないが、「老兵は死なず、ただ消えゆくのみ」なのだ。でも、何か本当に寂しく思う。これで、新幹線0系車両を見ることができるのは、近所では地元鉄道博物館だけになってしまうのかな。

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 0系は、日本の戦後復興&高度成長を支えた。まさに、団塊の世代といっしょの存在だ。最後の1年、無事に走り終えてほしい。
 サヨナラ、0系。ごくろうさま。
 ありがとう、0系。おつかれさま。


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