ここ2年、12月になると同じことを書いている。流行語大賞と今年の漢字である。
去年の今年の漢字は命、一昨年は愛だった。今年の今年の漢字は、偽になった。
12日京都市東山区清水寺奥の院で、森清範貫主(もり・せいはん・かんす)が、偽を特注の和紙に揮毫された。NHKのビデオニュースで、貫主のインタビュー見ることができたが、この字が選ばれたことについて、『驚き、悲憤に耐えない』と、コメントしている姿が印象的だった。ただ、残念ながら今年を象徴する漢字は「偽」なのだ。妙に納得感がある。でも、悲しく情けない。
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