「レシート大丈夫ですか?
土曜日通勤途中で立ち寄ったコンビニで買い物をした。支払いを終え、店員が僕にいった言葉がこれである。レシートの要・不要を聞きたかったようだ。
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レシートの要・不要を聞かれる時は、だいたいこんな感じだ。
「レシート必要ですか
「レシートは?
どちらも、あまり礼儀正しいor適切とは言えない表現だ。こんなのもある。
「こちらがお品物と、(おつりと)レシートです。
「こちらが、レシートになります。
二つめは、最近はやりの「〇〇になります」文体である。日本語としては、どうかと思うけど、まあ会話・口語体なので、許容範囲だと思う。いずれにしても、せめてこれくらい言ってほしいものだ。
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僕はレシートなんて、客に出すのが当たり前だと思っている。くれなそうだと、「レシートちょうだいと」必ず言うことにしている。いろいろな言われ方をするが、「大丈夫ですか?」はちょっと驚きである。間違っても、「印刷ちゃんとされていますか」の意味などではない。明らかに、日本語の新用法・誤用の類である。思わず聞き返した。
「なんだって?
レジのアルバイト君は、動揺する。
「レシートがなんだって?
「いえ...
「おかしな日本語を使うなよ
「はい
「レシートちょうだい
アルバイト君は黙ったまま、レシートをくれた。
「はい」と、返事をしていたが、アルバイト君は、何がおかしいかたぶんわからないだろう。ネームカード見たが、まず間違いなく日本人(日本語人)だった。高校生くらいかな。
これを言葉の乱れというか、揺らぎというか。それとも、言葉を知らないというかは難しいが、間違いなく僕の使う日本語ではなかった。
サンクス〇〇店のアルバイト君。君の日本語は、大丈夫ではないよ。