ウルトラマンが地球にいた時、彼(で、たぶんあっているだろう)と同化していたのは、科学特別捜査隊(科特隊)早田隊員(早田進:はやた・しん)である。ウルトラマンが地球を去っても、同化していた早田と、その息子進次郎(しんじろう)は、「ウルトラマンの因子」を受け継いでしまう。
そんな2人と、科特隊の隊員だった井出(井出光弘:いで・みつひろ)の前に、謎の宇宙生物(ベムラー)が現れる。早田はプロトスーツ(強化スーツ)を身にまとい、命を狙われた進次郎を守るために戦う。
危ういところを救われた進次郎は、救出に来た井出と再会。父親の過去と、自分の体の謎を知る。そして、窮地に立った父を救うため、自らも強化スーツを身につけて... (次号を待て)
だいたい第3話は、こんなストーリーである。
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ウルトラマンと同化していた早田と進次郎が持つ「ウルトラマンの因子」は、ある種の特殊能力(身体能力)として描かれている。
ベムラーは怪獣というよりは知的生命体として登場している。
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このマンガなかなかおもしろいのだが、一つだけ気になることがある。それはコマ割が全体的に、なんかでっかいことなのだ。ページ数の割には、中身が薄く感じる。大きなコマ割は、もちろんいい点もある。場面展開にスピード感がでることだ。一長一短があるので何ともいえないのだが、もう少しゆっくりとした部分もほしいかなと感じる。でも、今後どう物語が動いていくのか楽しみである。