---緊急---
ここ数日、動きを見ていたが、、、
これは、公務員としてちょっと見逃しがたい。
以下引用(要約)する。
田中文科相不認可問題 3大学新設を一転認可
野党側、政治責任を追及へ
産経新聞(11/7)
田中真紀子文部科学相が秋田公立美術大(秋田市)、札幌保健医療大(札幌市)、岡崎女子大(愛知県岡崎市)など3大学の新設を不認可と判断した問題で、田中文科相は7日、衆院文部科学委員会で「現行制度にのっとり適切に対応する」と述べ、一転して新設を認可する考えを表明した。
委員会後の発言
記者団に「3校を認可する。大学設置のあり方の見直しはかなりの方が賛成していると分かった。これが私が知りたかったことだ」と翻意の理由を語った。
引用ここまで。
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ちょっと待ってほしい。この人は何を言っているのだ。
3校の開設認可を、自分の考えを伝える道具、手段にしたということか。「3校の申請内容なんて、ど~でもいいのよ」なのか。これは文部科学行政とか、政治信条以前の問題である。大臣は政治家であるが、文部科学省という行政組織の長でもある。文部科学大臣は何をしてもいいと文部科学省設置法にあるのか。
今年あやうく「不認可」になりかけた3校は、今年度認可されるための基準にのっとり申請した。審査を受け、指導助言を守り、設置条件をクリアした。だから、審議会答申は「可」なのである。それを、大臣が認めないという選択肢は、僕はないと思う。前回のエントリでは、かなりおとなしく書いたつもりだが、「これが私の知りたかったことだ」とは...
「不認可」報道の翌日、3校の新規職員採用(内定)のことを批判していたコメンテーターがいた。この人もやや勉強不足である。
設置認可申請には、教育担当(教学部門)計画が当然含まれる。学生が4年間、どのような順番で、何を学ぶか、授業計画(カリキュラム編成)が必要である。これはあたりまえのことで、誰が講義や演習をして、単位を出すことになるのか、きちんとしていなければ認可されるわけがない。
新入生が履修する科目の場合、平成25年4月1日には、「〇〇担当〇〇(教授)は、現在〇〇大学在籍。4月本校着任予定(内定)」としなければ、科目はあるが、ホントに開学時担当がいるかいないか、わからないことになる。大学は中身がなければ、ただの建物である。だから、内定(雇用関係を結んでいる)を出していても不思議ではない。認可申請の答申の留意事項を読めば、設置認可は受けたものの、特定の科目担当者について、何らかの記述がある例が見つかる。開学4年目の先生まできちんとしなくてはいけないのである。
まだまだ、この問題は注視すべきである。