全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

文部科学大臣として...

2012-11-07 20:40:53 | 気になる 大学研究

 ---緊急---

 ここ数日、動きを見ていたが、、、
 これは、公務員としてちょっと見逃しがたい。

 以下引用(要約)する。

田中文科相不認可問題 3大学新設を一転認可
野党側、政治責任を追及へ

産経新聞(11/7)

 田中真紀子文部科学相が秋田公立美術大(秋田市)、札幌保健医療大(札幌市)、岡崎女子大(愛知県岡崎市)など3大学の新設を不認可と判断した問題で、田中文科相は7日、衆院文部科学委員会で「現行制度にのっとり適切に対応する」と述べ、一転して新設を認可する考えを表明した。

委員会後の発言
 記者団に「3校を認可する。大学設置のあり方の見直しはかなりの方が賛成していると分かった。これが私が知りたかったことだ」と翻意の理由を語った。

 引用ここまで。

+++++ +++++

 ちょっと待ってほしい。この人は何を言っているのだ。
 3校の開設認可を、自分の考えを伝える道具、手段にしたということか。「3校の申請内容なんて、ど~でもいいのよ」なのか。これは文部科学行政とか、政治信条以前の問題である。大臣は政治家であるが、文部科学省という行政組織の長でもある。文部科学大臣は何をしてもいいと文部科学省設置法にあるのか。
 今年あやうく「不認可」になりかけた3校は、今年度認可されるための基準にのっとり申請した。審査を受け、指導助言を守り、設置条件をクリアした。だから、審議会答申は「可」なのである。それを、大臣が認めないという選択肢は、僕はないと思う。前回のエントリでは、かなりおとなしく書いたつもりだが、「これが私の知りたかったことだ」とは...

 「不認可」報道の翌日、3校の新規職員採用(内定)のことを批判していたコメンテーターがいた。この人もやや勉強不足である。
 設置認可申請には、教育担当(教学部門)計画が当然含まれる。学生が4年間、どのような順番で、何を学ぶか、授業計画(カリキュラム編成)が必要である。これはあたりまえのことで、誰が講義や演習をして、単位を出すことになるのか、きちんとしていなければ認可されるわけがない。
 新入生が履修する科目の場合、平成25年4月1日には、「〇〇担当〇〇(教授)は、現在〇〇大学在籍。4月本校着任予定(内定)」としなければ、科目はあるが、ホントに開学時担当がいるかいないか、わからないことになる。大学は中身がなければ、ただの建物である。だから、内定(雇用関係を結んでいる)を出していても不思議ではない。認可申請の答申の留意事項を読めば、設置認可は受けたものの、特定の科目担当者について、何らかの記述がある例が見つかる。開学4年目の先生まできちんとしなくてはいけないのである。

 まだまだ、この問題は注視すべきである。


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CAN-DOリストの形を用いて...

2012-11-07 16:22:30 | 教師の仕事 2012

 南稜高校での研修会終了。

 考えることが多すぎて、熱が出そう。復命書を書きながら、見聞きしたことを、まとめ、復習したと思う。


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おでかけ

2012-11-07 12:24:37 | 教師の仕事 2012

 本日午後、戸田市にある埼玉県立南稜高校で開催される『英語力を強化する指導改善の取組』事業に係る教員研修に参加する。

 日常業務を離れて、何かを学ぶ機会を得ることは、大事だと思う。


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『のぼうの城』を見てきました。

2012-11-07 04:58:08 | 全英連参加者 2012

 成田長親(なりた・ながちか)役、狂言師野村萬斎さん。予想通りの出来。予想以上かもしれない。

 野村さんが狂言師と知っていて見ているからか、それとも所作からにじみ出てしまうのか、他の役者さんたちと居住まい、立ち振る舞いが一人だけ違う感じを受けた。他の役者さんがダメと言うことではない。とにかく別なのだ。
 いくつかのシーンで、長親の歩き方、立ち方に妙に目がいってしまった。ふらつく手こぎ船の上で田楽踊りを舞う場面が、TVCMでは使われているが、そこだけじゃない。何か全編長親には、そこここで「違う感」があった。それがなんだかうまく説明できないけど、キャラクターを際立たせていることは間違いないと思う。

 こんなシーンがある。
 激しい戦いのあと、忍城は開城を受け入れる。忍城方敗北である。豊臣方から、総大将石田三成(上地雄輔さん)と、大谷吉継、長束正家3名が忍城に乗り込んでくる。広間で待ち受ける長親たちが、三成らを迎え入れる。三成らが広間に到着。忍城側の侍たちの真ん中を通り、上座に座る場面。長親たちが、到着した3名を見て、一斉に座の向きを変え、左右に分かれ、真ん中に通り道を作る。その時の野村萬斎さんの動きのキレイなこと。あきらかにこの人だけ動きが別。他の役者さんはちゃんとした侍の動き。野村さんの動きだけ、何かふわっとした、床から数ミリ浮いているかのように見えた。変に印象的なシーンだった。

 ネタバレは映画ファンの戒めとして、しない。ただ、本作はエンターテインメント性の高い、とてもおもしろい作品である。☆4ヶはあげていい。

 僕は以下の役者さんが、やっぱり光っていると思った。
 前田吟さんの「たへい」という農民役。この人がいるからこその、農民たちのまとまりである。
 石田三成の腹心(で、いいのかな)大谷吉継役山田孝之さん。義に篤い。同じく長束正家役平岳大さん。非常にイヤ~なヤツ感が出ている。
 もちろん忍城側の正木丹波守利英役佐藤浩市さん、甲斐姫役榮倉奈々さん、坂巻靭負(さかまき・ゆきえ)役成宮寛貴さん。それぞれうまくはまっている。全体的にかなりオールスターキャストだと感じたが、主役の次に、僕に強い印象を与えたのは、実はこの人たちではない。柴崎和泉守役のぐっさんこと、山口智充さんである。この人、ホントに「タレント(才能人)」だと思った。歌も司会をしても、上手なのは知っている。でも、お芝居で戦国武将を、身体全体を使い、いかにもという感じで表現できちゃう。ちょっとビックリした。

 現在公開中である。


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