全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

英語授業は小3から、5年生から正式教科に

2013-10-28 04:22:13 | 気になる 教育行政

 何かニュースに接し、書きたいことがある。そんな時は、いつも数日待つことにしている。様々な報道を読んで、自分の考え方、感じ方とのずれを見るためである。昨日のエントリもそうだ。

 このタイトルは、23日読売の記事見出しである。やや、引っかかりがあるので、一部引用し、自分の考え方を書いてみよう。


 小学校の英語教育は11年度から、5、6年で週1回の外国語活動が必修化された。歌やゲームなどを通じて英語に親しむ内容で、読み書きはほとんど指導していない。英語が専門外の担任教諭が主に指導しており、質の確保が課題になっていた。


 英語が専門外の担任教諭が主に指導しており、質の確保が課題...

 読売は全英連協賛会社として、支援してくれている会社である。だからこそ、この記事は言葉が足りない。残念である。なぜそうなっているかの言及がない。

 小学校の先生たち。残業も多く、振替休日十分にとれず、早朝から遅くまで勤務している。土曜も日曜もないという話しをよく耳にする。そんな中で、外国語活動(名称はどうあれ、新しい仕事である)への基本的研修も受けることができず、責任と注文ばかりが多くなる。準備十分と言えない中で、一生懸命対応している。その点について、言及しないのは、正しくなく、ちゃんとした書き方とは言いがたい。
 もちろん、準備ができてからでは遅いという言い方はあるし、現実への対応は待ったなしなのもわかる。しかし、この言い方はよろしくない。ここまで言うのであれば、

 ①現職教員の「英語授業」研修について
 ②小学校教員養成課程おいて、英語の学習指導を学ぶことについて
 ③現在使用中の教材につて
 ④(これから作られる)英語検定教科書について

 等々を触れるべきである。

 なお、こんな意見の中で、外国語活動は行われてきたのだからね。
 2006.09.27、「The MEXT Minister Bunmei Ibuki said...

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 現行の外国語活動と、これから(文部科学省移行プラン)

学年 現行 2020年をめどに全国実施

授業は週1回
歌・ゲームで、英語に親しむ
学級担任が主に指導
授業は週3回
中学校学習内容を一部前倒し
(読み書きも指導)
英語の専門教員が主に指導

一部自治体、学校で独自に実施 あらたに必修化
授業は週1回から週2回


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