読んで字の通りである。
昨年12月24日付けで、復興庁・内閣府(防災担当)・消防庁が発表した、『東日本大震災における震災関連死の死者数』によれば、各地方公共団体の協力を得て集計した結果、その数は1都9県で合計2916人である。
震災発生2年以内(平成25年3月10日まで)に亡くなられた方は2915人、その後の約半年間に亡くなられた方は1人。震災発生時、どれほど医療体制等がダメージを受けたかわかる。そして、それらに対する初動がいかに重要か示している。
震災がなければ、失われずにすんだはずの命。震災がなければ、別のなくなりかたをしたはずの命である。それが2900人を超える。忘れていたつもりはないが、ここまで多いとは。
+++++ +++++
また、11日が巡ってきた。あと2ヶ月で、あの日からもう3年。でもまだ3年である。以下は毎月引用している、警察庁緊急災害警備本部による『平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の被害状況と警察措置』(1月10日更新、閲覧可)データである。
〇亡くなった方
15884人(H.25/8/9付から1人増)
〇行方不明の方
2640人(H.25/12/10付から3人減)
この人数に加えて、震災関連死とされる方々が2900人超。あらためてどれほどとんでもないことなのか、再認識すべきである。
+++++ +++++
冬本番。節電、不要な電気はこまめに消している。健康を害さない程度に省エネ生活を心がけ、実践しているつもりである。
今月もわずかだけど募金は継続できた。
+++++ +++++
震災関連死
一般的には『建物の倒壊や火災、津波など地震による直接的な被害ではなく、その後の避難生活での体調悪化や過労など間接的な原因で死亡すること。』である。復興庁平成24年8月21日付け報告、『東日本大震災における震災関連死に関する報告』(震災関連死に関する検討会)に以下の記載がある。
「助かった、助けられた命」の中で、お亡くなりになっている方(p.1)
「震災関連死の死者」とは、「東日本大震災による負傷の悪化等により亡くなられた方で、災害弔慰金の支給等に関する法律に基づき、当該災害弔慰金の支給対象となった方」と定義(実際には支給されていない方を含む。)(p.15)