...那覇-名護間の鉄道本格検討
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読売新聞(1/5)が報じたところによると、沖縄県は2014年度、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設に伴う跡地利用を見据え、沖縄本島を縦貫する鉄道(全長約70km)の導入に向けて本格検討を始める。具体化のため、有識者らでつくる「整備計画策定委員会」(仮称)を設置。2015年度に整備計画をまとめる予定とのこと。
- 県は那覇、宜野湾、沖縄、名護の4市を結ぶルートを想定。
(那覇市~名護市を約1時間で結ぶ。) - 那覇市等市街地は、国道58号などの地下を通す案を軸に検討。
- 普天間飛行場同飛行場跡には駅を造る。
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地元埼玉高速鉄道線が終点の浦和美園から、東武野田線岩槻まで延伸するかどうかというのと同じくらい、実現可能性が見えないプロジェクトだと思う。
仮に具体化するのならば、普通の鉄道路線ではなく、かつ、ある程度の高速運転が可能なものを考えるべきだ。インフラ整備が通常の鉄道よりも安く、かつ早くできるものであるべきだと思う。
那覇・宜野湾・沖縄・名護各都市間輸送を考えると、できるだけまっすぐな路線がいい。観光立県の鉄道路線としての役割も考えれば、可能な限り地下を避け、海岸線を通る方がいいだろう。でも、あまり海沿いだと、塩害もある。これはくせ者である。
以前から話題になっている、広島電鉄宮島線をさらにバージョンアップしたような、*LRTが選択肢に入るべきである。路線はバスの那覇・名護ルートをなぞる方法を中心にするのがいいだろう。
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*沖縄県のまとめた『沖縄21世紀ビジョン』基本計画と実施計画ウェブパンフレット(マンガバージョン前編pp.5-6)にもあるが、20年後の沖縄(将来像)に出てくる鉄道はLRTである。 |
上の写真は、2008年の全英連鹿児島大会で撮影した鹿児島市電。これの3連あたりがいいのではないかな。