公開が13日、3連休中にと考えていたが、日程がとれなかった。先週金曜日、めいっぱいお仕事をして、いつもの映画館で見てきた。
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事前にPR番組で撮影の様子を、断片的にだが見ている。それでも、あらためて大きなスクリーンで見ると、よくもまあこんな撮影が出来たものだと感じる場面がたくさんあった。特に最後の50分、甲鉄艦での志々雄一派と剣心たちのたたかいは、立体感・スピード感満載。まさに、息もつかさぬという形容がぴったりである。
剣心は「不殺の誓い」を守れるのか。日本を守れるのか。自分のことを思う人を守れるのか。そして、自分の命をも守れるのか。「生きる」「命」ということをどうとらえるのか。剣心はそれにどのようにこたえるのか。どう生きることをめざすのか。本作は殺陣シーンにスポットライトがあたるが、それだけの映画ではない。
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「京都大火編」を見た後で、本作を見てから☆の数を決めようと考えた。実際そう書いた。でもそれがますます難しくなった。ただ、「京都大火編」の冒頭で芝居見物をしていた剣心と薫に、「伝説の最後編」のラストで神谷道場での穏やかな日々がもどるのが見れて、よかったなと思えた。
☆四つ半かな。この夏秋イチオシの作品である。
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2014.08.17、「るろうに剣心」