募集停止、閉校決定済が20もある法科大学院。その修了生が受験する司法試験、平成26年度合格者が9日発表された。
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合格者数トップ10
1位 早稲田大法科大学院 172人
2位 中央大法科大学院 164人
3位 予備試験合格者 163人
4位 東京大法科大学院 158人
5位 慶應義塾大法科大学院 150人
6位 京都大法科大学院 130人
7位 一橋大法科大学院 64人
8位 明治大法科大学院 63人
9位 大阪大法科大学院 55人
10位 神戸大法科大学院 44人
合格率トップ10
1位 予備試験合格者 66.8%
2位 京都大法科大学院 53.1%
3位 東京大法科大学院 52.0%
4位 一橋大法科大学院 47.1%
5位 慶應義塾大法科大学院 44.6%
6位 大阪大法科大学院 40.1%
7位 早稲田大法科大学院 35.2%
8位 中央大法科大学院 34.5%
9位 千葉大法科大学院 31.0%
10位 神戸大法科大学院 30.8%
予備試験合格者が人数は3位、合格率1位である。
合格者数トップ10入りの明治大は、合格率は17.3%で22位。
合格率トップ10入りの千葉大は、合格者数は26人で17位。
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ある大学の説明会、もう10年以上前のことだ。勤務校はその大学から、指定校推薦枠をもらっていた。一般推薦、一般入試でも、毎年少ないけど一定数の合格者をだしていた。
6月頃、次年度の入試説明会に参加したが、法学部長の司法制度改革についてのコメントをよく覚えている。法科大学院の募集停止のニュースが流れるたびに、それを思い出す。
法科大学院のある大学(法学部)と、そうでない大学にわかれることになる。
法科大学院のある大学は、これまで以上に司法試験合格者を出すことを求められる。
法科大学院のない大学(法学部)は、どうするべきか。
かなり危機感を感じさせる内容だったと記憶している。説明会を開催したのは、法曹界ではかなりの存在感・伝統を誇る法学部を持つ大学である。そんな大学でも、そんな大学だからこそ感じる危機感、問題意識、改革への流れなのかなと感心したり、おどろいたのだ。その大学、今年のトップ10大学に入っている。
合格者数、合格率結果が出たところは、おめでとうである。一方、合格者を1人も出せなかった法科大学院は4校もある。2校は募集停止決定済み。もう2校はそうではない。どうするんだろう。