12月23日の、「北陸新幹線ダイヤ判明」に取り上げたプレスレリース(PR)には、上野東京ラインの開業時ダイヤも取り上げられている。
現在上野止まりの宇都宮線・高崎線・常磐線で、どれだけの本数が上野止まりではなくなるか。東京以南からの列車の本数はどうなるかがわかる。以下の通りである。
南行本数(宇都宮線・高崎線・常磐線)上野以北から東京経由
・平 日155(54,57,41,3)
・土日休152(52,57,39,4)
北行本数(宇都宮線・高崎線・常磐線)東京以南から上野経由
・平 日162(58,54,38,12)
・土日休154(54,53,38,12)
南行四つ目(赤字)は上野発東海道線列車。
北行四つ目(赤字)は東海道線上野止まり。
常磐線はすべて品川止まりだが、宇都宮線・高崎線はその先までいくものが多い。実質的には相互直通運転である。
・・・思っていたよりも、相当多い。
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2013-12-20、「上野・東京間-続」で、僕はこんなことを書いている。
上野止まりでも東京止まりでも、通勤時間であればそこでお客はごっそり下りてしまう。新規に開通しても、通勤客の勤務先はそれにあわせて変わるわけではない。上野や東京で下車してから、京浜東北線・山手線に乗りかえてこの区間の駅に行く人は、上野東京ラインに列車が乗り入れても、関係なさそうだ。報道によれが、開通によりこの区間の混雑率は10%緩和されるとのこと。ということは、上野・東京で下車していた乗客の1割が、この区間が開通すると、恩恵に浴することになるのかな。
東海道線列車が上野まで来ても、そこから先、この時間帯にニーズはあまりない。上野止まりの列車が東京までになっても、そこから先まで乗車する人は現在は少ないように思える。少なくとも通勤ニーズは現状ではそんなにないのかなと思う。
特に根拠があるわけではないが、宇都宮線・高崎線・常磐線は通勤時間帯(7時~9時)に各線2本くらいではないか。
ずいぶん偉そうである。
なお、赤字部分は「宇都宮線・高崎線が」である。
時刻表で確かめると、平日東京7時~9時の3時間の東京着は22本。宇都宮線9,高崎線8,常磐線5である。大外れでした。
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いろいろ考えてみる。
上記PRによれば、大宮~東京間が所要時間36分で9分短縮。大宮~品川間46分で10分短縮とのこと。乗換の時間、停車駅を少なくする効果で、あくまでも平均タイムだがここまで時間が早くなる。ただし、僕はもっと時間が短くなるのかと思っていた。時刻表を見ると、上野着・発、東京着・発の中に、着と発の間が2分とってある列車がかなりある。京浜東北線・山手線ほど、駅での停車時間が短くはないようだ。
平日ダイヤで7時までに品川に着く列車で大宮で乗車可能なのは平日休日とも4本。これならば、京急を使えば7時半には羽田に着く計算になる。便利になると思う。