勤務校の職員室には、教員個人への貸与PC(LAN端末ノートPC)以外に、教材作成・事務処理用専用PCが4台ある。これらもノートPCと同じく校内LANに常時接続されている。LAN経由で職員室内のプリンター4台(1台はスキャナも兼ねる)、テプラ作成機、FujitsuのScanSnapを使うことができる。コンピュータ室の準備室には拡大印刷ができるプリンタもあるが、1台は接続されている。平成26年度、3Dプリンタはまだ導入されていない。
職場の印刷室にはRISOGRAPHが3台、コピー機が1台ある。前者はRZ570が2台、RZ670が1台。後者はFUJI XEROXのDocuCentre-IV 3070という機種。印刷機はやや古いものだが、学校現場で酷使に耐えている。コピー機は昨年リース契約更新に伴い機種更新。
実はこれら4台もセットアップすれば、全部PCと直接もしくはネットワーク経由で接続し印刷できるハードウエア。もちろん印刷機、コピー機をコントロールするソフトウエアを、PCにインストールしなければならないが、可能なのだ。このことを知らない人は知らない。でも、情報処理担当、PCに詳しい職員は知っている。でも、だれもつないでみようなんてことは考えないし、言わない。
日常業務で使う職員室にあるプリンタは、やれ紙詰まりだ、印刷物が出てこない、消耗品がないということが日常的にある。カラープリンターのない体育館準備室(体育教官室)や、特別教室準備室のPCから、職員室のプリンタで印刷をする場合もある。PCよりも少ない数の印刷機に印刷命令が送られる。その数が増えればその分だけ、大中小のトラブルが発生する。電源が未投入のプリンタを指定して印刷命令を出し、原稿が出てこないと騒ぎになるような与太話のようなことも起きる。先月は事務処理用PCでワード文書を作り、印刷命令をだしたらテプラ作成機が暴走して、訳のわからない文字を打ち出すという、笑撃的事件も発生した。バカ話にはことかかない。
いろいろ印刷などのトラブルがあっても、職員室ならば誰かが気づき、対応できるだろう。でも、もしも通常は人が常駐していない印刷室の印刷機や、コピー機から原稿を出そうということになれば、それはもうどんな珍事が起こるか目に見えている。よそから出された印刷命令を実行中の印刷機、コピー機の電源を間違えて切ろうものなら、どうなるか。朝、誰かが印刷機の電源を入れたら延々と何かを印刷し続ける...
だから、誰もチャレンジしないのである。