三陸鉄道、先月15日のニュース
第三セクター三陸鉄道(岩手県宮古市)に14日、2人目の女性運転士が誕生した。
初乗務となった宇都宮聖花(せいか)さん(23)は「東日本大震災の被災地を元気にしたい」と抱負を語った。
10月14日が鉄道の日。その日にあわせてということだろう。
TVニュース、新聞報道を読むと、宇都宮運転士は地元の宮古商高を卒業後、西武鉄道(埼玉県所沢市)に入社。西武新宿駅や高田馬場駅で勤務。昨年4月、運転士を目指して三鉄に入社とのことだ。西武で3年間勤務ということかな。
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宇都宮運転士は北リアス線の担当(北リアス線運行部、宮古在勤)のようだ。三陸鉄道ウェブサイトに詳細が掲出されていた。
このルートである。
当面は一日1往復乗務のようだ。
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朝日新聞の関連記事
三鉄は、JR山田線の宮古-釜石間が’18年度末までに三鉄に移管され、第三セクターとしては国内最長の163キロを抱える。
これまであまり考えたことがなかったが、三陸鉄道南北リアス線の営業キロ数は、 北が71.0km、南が36.6kmである。これだけでも100kmを超えている。100km超は私鉄ならトップ10に匹敵する。163kmというのは、大手私鉄なみである。
なお、先月11日「やっぱり今月も感じたこと。」で取り上げたJR山田線(盛岡~宮古)の上米内~川内間(51.6km)が、5日、1年11カ月ぶりに全通運行を再開した。
’15年12月11日に発生した土砂崩れによる脱線事故で区間運休が続いていたが、これで盛岡-宮古間(102.1km)が全通した。上米内-川内間は事故前と同じ1日4往復の運行である。
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JR東日本常磐線,先月21日のニュース
10月21日、JR東日本は、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で運休中の常磐線の竜田-富岡駅間(6.9km)の運行を再開した。運行は約6年7カ月ぶり。
富岡駅-(富岡・夜ノ森・大野・双葉)-浪江駅は2019年度末までに復旧予定である。
もう一息である。でも、ここからがホントに大変だ。
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今日で震災発生から6年8ヵ月になる。警察庁ウェブサイトの「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の被害状況と警察措置(H29.9.8付)」によれば、亡くなられた方、行方不明の方の数は以下のとおり。
〇亡くなられた方
15,894人
〇行方不明の方
2,546人
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忘れまい。