先週28日(金)の学力検査から、採点、選抜会議。毎年のスケジュールですが、今年はとても長く感じました。
「阪神・淡路大震災」や「東日本大震災」発災直後のことを考えてみます。特に後者の被害は現在進行形、とても深刻です。それでも被災県域以外までは、これほど多様な校種&広い地域で、学校が一斉休業した前例はありません。生徒も保護者も、学校現場の教職員も、このような経験をもつものは、ほとんどいないことになります。
木曜日の登校日がお休みになりました。たった1日の臨時休業の追加でも、これまでと違います。これ以外にも、一斉休校にかかる日程調整が二転三転、来週以降の予定変更も一つ一つ確認が必要でした。考えることが異なる。すなわち、違う情報、未知の処理が必要になりました。
子どものころは、見るもの聞くもの知らないことばかりです。毎日が新しい出来事の連続で、新情報の処理量も膨大です。そうすると同じ、1日、1週間でも長く感じるもののようです。
現在学校は、過去ほとんど例のない事態に対応しています。経験値の蓄積がゼロに等しい状況で、未知への対応に四苦八苦です。幼稚園・小学校新入生なみとまでは言いませんが、新情報(日程変更、新設、中止)の処理にアップアップしているのは同じです。これが今週は長く感じた理由だと、自分ではなんとなく考えています。
来週以降、生徒の登校は限定的です。授業もありません。でも、少しも暇にはならないでしょう。何とも気ぜわしい日々が、終業式までは、そしておそらくその後も続きます。
卒業式、なんとか実施できることになりました。