記念講演
講師は上智大学吉田研作名誉教授。演題(テーマ)は「日本の英語教育は金魚鉢から大海に移行できているか」である。「できる」かでなく「できている」か。できているとして、どの程度なのか。それを自分たち英語教師に示し(突きつけ)、さらなる改善を求めるものと感じた。不十分な点はどこか。考えさせるものだと思う。
先生は数年前のベネッセの授業内容調査に基づき、授業での活動が「金魚鉢」型か「大海」型なのかを分類、講演をすすめた。残念ながら自分の授業展開には-科目にもよるが-やや金魚鉢型授業の活動項目が目につくことを再認識した。
戦後英語教育の変遷を丁寧にふり返りながらの講演。自分が中学校、高校と受けてきた英語授業を思い出しながら、いろいろ再確認できた。
高等学校授業実演発表
発表者:山形県立東桜学館高等学校 山口和彦教諭
指導助言者:上智大学 和泉伸一教授
ワードハント
学習する本文の単語の語義を示し、単語を探させる。これを「書かせる」のではなく、教科書から探し出して「言わせる」スタイル。
時間は短縮できるし、授業の ”空気” がアクティブになる。僕は書かせることが多い。変えよう。
ハンドアウトがおもしろいなあ
英文はブランクあり、右側に日本語訳を印刷したものを利用。ハンドアウトの空欄を埋めながら、Q&Aをすすめていくようだ。
先生が単語、発音の説明を英語で!!!
verb, Noun, coherence
これはやったことがない。
生徒のディベートでの話す速度が
... 速い。原稿(メモ)を見ながらとしても、「通常の三倍の速さで」とは言わないが、ここまで速いものなのか。
小中二つの授業を見学して感じたこと
JTEのclassroom Englishの発音は、”決着” がついたのかな。
日本人英語教師の英語の発音をどうすべきか。指示が伝わらない英語ではダメ。でも、どこまでカタカナっぽい発音が許容されるのか。これまでに何回か「全英連参加者のページ・大会報告」やブログ取り上げている。日本語で言うのは難しいが、何だか「これくらい」が見えた気がする。自分の話し方と近い感じがした。