昨日は以下の二つの分科会に参加しました。
自律的retellingを通して多技能を育成する探究型授業
発表:山形県立米沢興譲館高等学校の向田智弘先生
指導講評:筑波大学磐崎弘貞先生
学習意欲を高める探究的な授業の在り方~言語活動×ICTの活用~
発表:岩手県立大槌高等学校鈴木紗季先生
指導講評:大阪樟蔭女子大学菅正隆先生
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ZOOMを用いた分科会でした。
事務局から「入室の際はビデオと音声はミュートで...」の指示が出ていたのですが、生活音が常にどこからか流れてくる。ホスト側でミュートにすればすむことなのにと、しばらくイライラさせられました。自分はそれほど詳しいわけではありませんが、ミュートと言われれば、「黙り」ます。
一つ目は開始時点で発表者、指導講評者、運営者、一般参加者35名のスタート。
生徒個人がリテリングのシートを作成ことで、主体的な活動になり、リテリングの精度が向上、学習の定着度が増すという前提(仮説)だと思います。自己のスキルにあったシートを作るので、生徒1人1人の情報量が各自調整できる。難易度の調整ができることになる。
あるレッスンの生徒作成のリテリングシート、見て感じたこと
ホントに十人十色。英語の学力だけではなく、絵を描くことへのハードルの高低でずいぶんできばえが違うこと。リテリングなので、自分で自分に対して「聞かせる」ことが、復習になるだけではなく、SHOW & TELLになればスピーキングにもつながる。そんな感想を持ちました。
自分の授業での実践も似ている部分はあるけど、僕にはまだまだ改善がある。何かちょっと変えられるかな。
二つ目は主にICT活用について注目して参加しました。参加は50名弱。
大槌高等学校各学年2クラス。生徒数が150名ほど。埼玉県の公立学校の基準(感覚)でいくと、かなりの小規模校。しかし多様な進路希望に対応するーせざるを得ない-使命を負わされている学校です。
ディベートの原稿作成に翻訳サイトを使うことの是非は?
勤務校でも過去にスピーチコンテスト校内予選の時、原稿を翻訳サイトを用いて作成したケースがありました。生徒が僕たちやALTにチェックを求められたとき、僕たちはもちろんそうだけど、ALTは一見して原稿を「持参した生徒の英語」ではないことを見抜いてしまいます。一定レベルの分量を超えた英文を見ると、パラグラフごと、センテンスごとのレベルの差が、でこぼこ、不自然さが発生します。これが生徒には、なかなかわからない。僕たちもなかなか説明ができにくい。翻訳サイトは便利だけど、なかなかやっかいな問題です。
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令和3年度、どうにか全英連は全国大会ができました。残念ながら、みんなで集まる全英連「完全復活」とはならず、来年に持ち越しです。
令和4年度は佐賀県佐賀市で開催。なんとかみんなで集まりたい。