スウェーデンのカロリンスカ研究所は3日、’22年のノーベル生理学・医学賞を、ドイツのマックス・プランク進化人類学研究所のスバンテ・ペーボ氏(スウェーデン国籍)に授与すると発表した。
授賞理由は『for his discoveries concerning the genomes of extinct hominins and human evolution』、「絶滅したヒト族のゲノムと人類の進化に関する発見」である。
あの、Svante Pääboさんである。
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人類学(ネアンデルタール人関連)一般書を、一時期集中的に読んでいた。ネアンデルタール人の発話能力(話す能力、コミュニケーション能力)に興味を感じたからだ。ブログでは過去数度、ペーボさんを取り上げている。
’20-10-08、「コロナ重症化、ネアンデルタール人由来の遺伝子が関連か OIST教授らが解明」
この時も現在も、ペーボさんは沖縄科学技術大学院大学の教授(アジャンクト,客員教授)である。
’11-01-27、「2人を見つけました。」
僕は『人類学の一般書やニュースを見ていると、よく出会う名前がある。』と書いている。その一人がペーボさんである。
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顔、名前、研究業績を知る外国人研究者...そんな人のノーベル賞受賞は初めてだ。
ペーボ博士、おめでとう。