「そりゃー教祖さんのことを冒涜されたら、こういうことも起きるじゃろ」
と言ったのは今年年男の私の父。
昭和一桁生まれ。
今もボケずに言いたい放題。
で、何のことかというとパリでのイスラム過激派によるテロルのこと。
父に言わせると、
「言論の自由だとかへったくれとか言うとるが、自分ところの教祖さまが冒涜されたら、そういうことにもなるもんじゃ。書く方にも礼儀ちゅうのが必要じゃ」
ちなみに父は岡山出身で大学入学で大阪に出て来て以後半世紀以上を大阪で過ごしているのに、未だ家では岡山弁。
どえりゃー爺なのだ。
父曰く、イスラム教だではなく、例えばキリスト教でも同様のことはあり得るという。
「イエスキリストの親父が誰じゃとか、言うとキリスト教徒はいい気をしせん」
たしかにその通り、
「日本でも天皇陛下を侮辱されたら、ワシャそんなことはせんが、右翼の過激なやつは何をするかわからんで」
これもその通り、
「北のアレでも国家主席じゃから、北朝鮮の将軍さんを小馬鹿にしたら映画館を爆破する、ちゅう朝鮮人ぐらい出て来ても不思議は無かろう」
年寄りのくせに良く知っている。
確かに父の言う通り、言論を武器にするのなら、礼儀も必要。
テロルは決して良くないが、書く方も少しは品をわきまえる必要があるんだろうな。
と、テレビでパリのデモ行進をみながら昭和一桁に教えられた一瞬なのであった。
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