萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

山岳点景:初月、滝の森

2016-01-04 21:35:06 | 写真:山岳点景
水源の一月



山岳点景:初月、滝の森

年初めの山歩きは滝でした、部分的に凍結していたのがツボです。



林道から森に入り、渓流を左手に見ながら行くと橋があります。
橋桁に積もった落葉の下は凍結=滑りやすいので要注意、冬山の橋は凍るモンなので気をつけてくださいね。



冬枯れた道は見通し良好、ただし落葉が厚く積もってルートが消えています。



滝は水=上流へ向かい沢沿いに歩けばたいていは着きます。
が、ここは水源林の巡視路っぽいとこや別の滝があったりと道迷いしそうなポイントもありました。



沢を右手・左はこんな↓斜面で、落石ときおり転がり落ちてきます。



谷間の道は空が高い=日照時間は短い=気温低下も早いワケですが、
こんな↓カンジに岩が凍ったりしています。



これに↑落葉が積もっているところを踏むと、アタリマエですが滑って転倒します。
冬の沢道ならドコもこの危険有り、ソンナワケで登山靴がおススメです。



玄冬という言葉がありますが玄=黒色、そのまんま冬の谷水は黒×蒼に深く澄みます。
そんな水を見ながら岩と落葉を踏みわけていくと観瀑台、そのワキを降りると滝の全景です。



まんなか岩に割られた流れが特徴的です。
雄滝という名前なんですけど、命名由来は解かる人には解るかなと、笑



きらめく滝水の飛沫は岩肌に凍りつきます、この氷は厳冬期に大きく張りだし氷瀑になるわけです。



山間の冬の午後、水音だけが響きます。



滝壺の傍らは張りだした崖、落石注意なカンジですが青空のシルエットがきれいでした。



雄滝は山梨県小菅村にあります。
小菅村ホームページには遊歩道が整備+入口から15分程度で手軽イメージですが、冬の今は落葉が積もってルート不明瞭です。
下の写真を見ると柵がありますが入口だけ、道標もなく上述したとおり迷いそうな別道も現れてきます。
たった15分のルート、けれど道迷いや凍結→転倒など遭難リスクあるだろうなって印象でした。

電波も圏外なため救助を呼ぶことも困難です。



林道もほとんどが未舗装路・アスファルト道も結露や凍結、落石注意の看板も多かったです。
ガードレールがない+道幅狭くすれ違い困難+カーブミラーが見え難い、などなど、山道の運転に慣れていないと危険だと思います。
この林道も電波が届かない地点が少なくありません。

駐車スペースはトイレもあります、が、冬期は凍結のため使用NGです。

同じ林道沿い、雄滝の手前には白糸の滝があります。
もちろん未舗装路を通って行くことになるんですけど、入口の遊歩道は解かりやすいです。
ここも転滑落しやすいポイントがあります、詳しくは記事2015.7.13「山岳点景:滝風嶺滴」ご参考ください、笑

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