萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

如月、一服安閑

2018-02-13 20:22:08 | 雑談
午前から昼までアレコレ、のち・午後14時からヒサシブリの休日、
ひさしぶりに白ワイン買って帰ってきたんだけど、なんだかイマイチの味だった。

あー自分の尺度と違う辛口だコレ?

っていう辛口なはずの白ワインは、カラメルっぽいような匂いがして、
このままじゃー飲みにくいから、残ってた赤ワインすこーし入れたらソレナリになり、
トリアエズそれ+冷蔵庫にあったモン皿に並べて、録りためてあったブルーレイ観ながら軽く食べて、
なんてしていたら座ったまま眠りこんでいた自分に驚いたり、笑

なんのかんの疲れ溜まっていたんだなー、

なんて自覚に部屋着×ワインの時間は平和で、
ヒサシブリのんびり感のかたわら、悪戯坊主ときおり甘えてくれて、
真白もふもふ撫でながらパソコン開いてみたり、テレビ眺めたり、思いついて書棚を片づけてみたり、

そんなこんな穏やかな夜、ソファに眠る白猫もふもふ悪戯坊主は自分の平和。笑


この写真は秋11月に撮ったものです、笑 人生捨てたもんじゃないブログトーナメント
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secret talk69 安穏act.6 ―dead of night

2018-02-13 08:47:12 | dead of night 陽はまた昇る
力を抜いて、
英二23歳side story追伸@第6話 木洩日


secret talk69 安穏act.6 ―dead of night

いつものように新宿、いつもどおり途中下車。
でもいつもと違うのは「さよなら」が無い事。

「湯原、」

呼びかけて改札口、君がふりかえる。
喧騒にぎわう行き交う人、でも瞳は君だけ交わす。
長い睫みひらいて見あげて、黒目がちの瞳が映す。

ほら?この自分だけ映して、

「なに…宮田?」

黒目がちの瞳が呼んでくれる、この自分を。
だから欲ばりたくなる。

―名前、呼んでくれたらいいのにな?

名前を呼んで?そうしたらもっと近づける。
そんな願い唇ふるえて、でも違う言葉に微笑んだ。

「昼、なに食べたい?」

たぶんまた同じだろうな?
そんな「また」鼓動あわい真中、君の唇ぼそり言った。

「ラーメン、」
「またかよ湯原?」

笑って、ほら鼓動あわい熱。
やわらかな温かな感覚しみてゆく、これは何だろう?

「宮田が連れて行く店、旨いから…」

ほら呼んでくれた、名字だけれど。
名前じゃない、それでも唇ついほころぶ。

「大体もう行きつくしたぞ、」
「そう?」

あいづちの横顔、頬なめらかに陽ざし照る。
夏の光きらめく肌きれいで、離せなくなる。

―きれいだ、…男なのに俺、どうして、

男が男に「きれいだ」と想う、そんなこと知らない。
でも想ってしまう自分がいる、想い見つめるまま笑いかける。

「そうって湯原、数えてみろよ?俺と一緒にラーメン行くの何度めだよ、」

何度め?そんなこと知っている。
君も知っていたらいい、けれど静かな声ぼそり訊いた。

「…なんどめになる?」

やっぱり知らないんだ?

「そっけないなあ、」

がっかりするな?
でも仕方ない納得に黒目がちの瞳が見あげた。

「そんなつもりないから」

それ、どういう「ないから」だろう?

※校正中
secret talk68 安穏act.5← →secret talk70

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