萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

山岳点景:氷の花

2016-12-25 18:14:02 | 写真:山岳点景
氷点下、咲く



山岳点景:氷の花

夜から冷えこんで今朝、花ひらいた氷の花。



亀葉引起カメバヒキオコシというシソ科の植物があるんですけど、
その茎にふくまれる水分が零下に凍って爆ぜ、こんな氷の造形になります。



標高1,000メートル、凍りつく滝の飛沫。



凍てつく白い息の先、落葉に白銀が映えます。



朝陽に咲く白銀の花。


撮影地:三頭山@東京都檜原村

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山岳点景:師走富嶽

2016-12-24 23:31:01 | 写真:山岳点景
富士の高嶺に



山岳点景:師走富嶽

師走二十四日、ぐるっと走った道すがら最高峰。


撮影地:富士山@山梨県

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休日雑談:猫を洗う

2016-12-23 23:00:34 | 雑談


あったかい冬の休日、洗われた悪戯坊主はややふてくされ、笑



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週末雑談:連休前夜は嵐×猫

2016-12-22 23:59:32 | 雑談
帰り道、

うわーむりだろこれ、笑

っていうレベルの嵐だった今夜、
それでも帰ってくればお出迎えに癒される、

なんていうのはありふれているけれど、自分にとったら宝物の温度、笑


写真は先日の休日@帰宅時です、笑
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山岳点景:冬紅葉

2016-12-20 15:20:11 | 写真:山岳点景
師走光陰



山岳点景:冬紅葉

岩うつろう紅い明滅。



凛と冷えこむ森閑、赤い黄金ゆらす木漏陽。


撮影地:森@神奈川県

新PCからテストUPに紅葉を、笑
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深夜雑談:週末忙日の夜

2016-12-18 23:50:19 | 雑談
いそがしいけど充実なこのごろ、
で、ひさしぶりの休日前夜な今の悪戯坊主はこんな↓カンジ、笑



明日はたまったイエゴト&のんびりしながら悪戯坊主のお相手して、
たまった小説の加筆校正もしたいとこです、が・ほっとかれたがらなそうな猫もをり、笑

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山岳点景:雪嶺に

2016-12-17 23:55:35 | 写真:山岳点景
銀色蒼天



山岳点景:雪嶺に

今週末、山に行けないので雪山写真だけでもなー、
ってことで上は北奥千丈岳2016.11より。


青色水墨画は八ヶ岳より南アルプス方面。
下は富士山、豪風ひるがえる白銀大斜面。


第169回 昔書いたブログも読んで欲しいブログトーナメント
撮影地:山梨県

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山岳事情:明暗―流行×遭難救助裁判

2016-12-16 23:59:09 | 解説:用語知識
無責任の有責



山岳事情:明暗―流行×遭難救助裁判

雪山の事故+裁判がココントコ多いですけど、、

山は危険、があたりまえ。
危険に踏みこむ責任は踏みこんだ本人にある、
その責任を負える分だけ自由に歩ける、分を超えた山行は死だと自覚する。

っていうのが山のアタリマエで・これが解からないとき事故も理不尽な判決も起きます。

ってこと理解していないなーって判決×北海道警がありましたが、
遊びで危険区域に踏みこんだ結果死亡しても、その救助に失敗した救助者を責める権利はないのが山の常識。
なのに・・・命懸けで救助したのに損害賠償を支払わされる、って判決は=救助なんて無理にするもんじゃないって言ってるのと同じです。

あの判決は山の相互扶助にたいする否定、救助活動にブレーキかけたようなもの。
あんな責任を背負わされるなら救助しないと言われても・・仕方ないだろうなと。

危険性や注意点を明示しないでアウトドア特集する雑誌やテレビが結果、無知なハイカーも判決も作りだしています。
そこらへん山ブロガーさん達も責任もって記事UPしてくれたら、山の遭難事故は減るんじゃないかな?と。



10月以降、山は降雪の可能性があります。
5月までは雪、6月7月でも雪渓のこる山もたくさんあり。
ようするに雪対策マッタク無しで安全な時期は殆んどないってことです。

標高・緯度・地形は同じ県内でもまったく異なる=天候も異なる=難易度も違います。
同じ山でも季節により難易度が変化します、前に登れたら今回も大丈夫ってわけじゃない。

こういう変化を山行ごと事前把握する=情報収集と分析はどんな山でも必須です。

低い山だから~観光地に近いから~自分なら大丈夫だから~

なんて甘さが原因から遭難事故は増加傾向です、
山に踏みこむだけの準備をしなければ事故ってアタリマエ、かつ禁止事項をヤって遭難。
そんな甘ったれ遭難者のために命懸けで救助は…北海道警の判決がアレでは誰もしなくなる・としても仕方ないなあと。

登山靴も履かずゲイターも履かずに雪山へ踏みこめば凍傷してアタリマエ、
アイゼンを装備しないで歩けば転倒も当然、転べば滑落→負傷×凍死もアタリマエ、
食糧も水分も持たず、ライターやマッチもなく登れば疲労凍死するのがアタリマエ、

っていうアタリマエを理解できないナンチャッテ登山者や、その家族は・
理解できていないからこそ安易にナンチャッテ悲劇に酔ぱらって被害者面してしまうし、
救助してくれた人を加害者アツカイして暴言を吐けるんですよね、巻きこんだのは自分たちで加害者だと認める常識も良心もない。

こういう無理解を蔓延させないためにも救助隊の方たちは厳しい態度をされます。
厳しく戒められて「自分が悪かった」と認めることができない人間は、次から安全の努力をできないからです。

っていうリアルを無視しちゃったヒロイズム山岳マンガなんかあるから北海道警の裁判結果も起こるんですけど、



山は山、どんな山でも孤立無援がアタリマエ。
心×装備の準備なければどんな山も遭難します。

○登山レベル把握を正確に:季節ごと難易度マッタク違います。
○低山こそ迷いやすい:疲労凍死や転滑落に陥りやすいです、山中湖畔の標高2,000ない山で3年過ぎても見つからない遭難者も。
○地図読み・ルートファインディング:の未熟者がルート逸れたら即・死だと思ってOK、迷ったときは来た道を戻るのが最も安全な近道。
○天候・体調で無理する=遭難死:登山計画を臨機応変に中止できる決断力がないなら・最初から登らない。
○無責任発言を信用しない:あとちょっとですよ・あっちの道もいいらしいですよ・など甘い判断を誘うセリフは信じない。厳しい言葉を信じて無難。
○写真撮影や休憩に立ち止まる時は要注意:周りの人・岩・木にぶつかり転滑落、気をとられ雪を踏抜く・天候変化に気づかず遭難などよくあります。
○雪山に入るなら凍傷対策:凍傷の応急処置できる装備と知識は必須。靴下やグローブは2枚重ねがアタリマエ、貼るカイロを温湿布に使うなど。
○車で行く場合はタイヤチェーン・車の積雪を落とす道具など必須:朝は晴れても帰りは降雪などあたりまえ・アイスバーン化の時間も計算して計画を。
○冬山は14時下山完了:14時過ぎると凍る・日が陰り森は暗闇→行動不能、登りだしの時間から逆算し復路所要時間を計る→タイムアップ即ひき返す。

あと山行計画にからみますけど、
○安易な山岳ツアーに注意:参加者の登山レベルをチェックしないツアーは遭難しやすい傾向にあります、厳しい審査アリのツアーが無難です。
○天候悪化しても遂行するツアーは危険:山の天候変化は命に関わります、ってことが理解できない人は気象遭難します。
○予定時間変更になっても遂行するツアーは危険:時間の余裕がないと精神的余裕もないため遭難率が高くなります。

ざっくり注意事項あげましたけど、専門書ちゃんと読んでみてくださいね?笑


撮影地:山梨県

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深夜雑談:留守番のち安穏

2016-12-16 23:20:16 | 雑談
昨日から慌しくて、
今日もなんだかんだ遅くなり、
そんなこんなで悪戯坊主のお出迎えは熱烈大歓迎だった、笑

っていう後のお気に入り椅子まんまるのんびり姿に、癒される金曜夜。



もふもふ猫×保護色シーン、笑

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第85話 春鎮 act.11-another,side story「陽はまた昇る」

2016-12-15 23:30:16 | 陽はまた昇るanother,side story
そして朝は
harushizume―周太24歳3下旬



第85話 春鎮 act.11-another,side story「陽はまた昇る」

目が覚めて、想うのは君のこと。

「…ん、」

視界やわらかに明るます、シーツの波しずかな白い光。
頬ふれるコットン優しい温もり、それでも白い波に周太は昨日を見た。

―…ごめんねカイ僕はっ…でもぼくは、まだすきなんだ…、

潮風に泣いているのは、僕の声。

茶色い温もり抱きしめ泣いている、優しい茶色の犬にすがって泣く。
どうしても忘れられない唯ひとり、ただ君に泣いている。

「…でもぼくは、まだ好きなんだ…、」

声なぞって鼓動そっと熱ともる。
あれが自分の本音、だから昨日ひとつ宣言した。
その言葉を真実にするのは今日だ、覚悟ほっと息つき起きあがる。

ほら、カーテンのむこうきっと晴れ。

「ん、」

ベッド降りた指さき冷たい、でも昨日より柔らかい。
ふれる床まっすぐ光さす、また春が近づく朝陽にカーテンごと窓ひらいた。

「ん…いい天気、」

青い空、ベランダあふれる花の先は青い海。
潮騒やわらかに青色うねる、銀色きらきら朝陽ゆらす。

「…いいてんき、だね…」

今日はいい天気だ、終りのスタートに。



キャンパスも花が咲く。

「きれい…、」

微笑んだ頭上、薄紅ちいさく青映える。
澄んで晴れた空はるか明るくて、朝のキャンパスどこか華やぐ。
もう据えられた掲示板は貼りだし待つばかり、そんな図書館前を過ぎて呼ばれた。

「しゅうーた、周太っ、」

靴音ひとつ駆けてくる、ラバーソール軽やかに明るい。
その声も闊達に懐かしくて、ふりむいて笑った。

「賢弥…おはよう、」

おはよう、って言う前に「ひさしぶり」が正しい?
すこしの途惑いと見つめた真中、眼鏡の瞳ぱっと笑った。

「おはよ周太、喘息たいへんだったな?ホントにもう平気?」

浅黒い顔くしゃっと笑う、記憶のまま明るい顔。
明敏な瞳どこまでも無邪気で、ただ温かで響いてしまう。

「ん…ありがとう賢弥、」

うなずいて瞳、熱ゆるむ。
こぼれだしそうで顔上げた先、ほころぶ薄紅に笑った。

「桜きれいだね…染井吉野の他もある?」
「少ないけどあるよ、実生の変異かもしれないけど、」

闊達な笑顔すぐ隣きてくれる。
並んで歩きだすキャンパス、華やぎと緊張に友達は笑った。

「やっぱ緊張するよな、合格発表って、」

眼鏡ひょいと直しながら瞳が笑う。
のどやかなくせ敏捷な眼に笑いかけた。

「うん…自分のじゃないとなおさらかも、」
「だよなあ、ほんとそれだ、」

肯いてブルゾンの肩くるり回す。
心身ほぐしている?そんな仕草の友達は言った。

「でも周太、俺たちだって他人事じゃないだろ?秋なんてすぐだぞ、」

秋、なんだろう?

「…秋、」

秋は特別だ、自分にとって。
もう一昨年になる秋つい見つめて、けれど闊達な瞳は言った。

「この秋だろ周太?俺たちの大学院入試、」

ああ、その話だったんだ。
納得すぐ頷きながらも不思議で、それとなく訊いた。

「そうだね…おばあさまと話したの、賢弥?」

たぶんそうだろう?
推測と微笑んだ隣、気さくな笑顔は肯いた。

「話したよ、入試のために仕事も辞めるから忙しかったんだろ?無理しすぎたんだろ周太、」

あ、そういう話にしてくれたんだ?

-嘘にはならないようにしてくれてる、おばあさま…、

本音、大叔母はいくらか強引だ。
けれど自分の気持ちを解かってくれている、その信頼と微笑んだ。

「うん…ちょっと無理しすぎたんだ、迷惑かけてごめんね?」

この友人にも迷惑きっとかけている。
予定約束それだけ果たせなかった、けれど闊達な瞳が笑った。

「あははっ、周太のせいで俺、仏語だいぶ翻訳力アップしたぞ?」
「あ、田嶋先生のお手伝いもしてくれたの?」

すこし意外で見つめてしまう。
だってフランス語は苦手だったはず?それでも向学心の声は言った。

「田嶋先生すげーしょげてたんだぞ?周太がらみなら慰める適任者は俺だし、」

午前の陽ゆれるキャンパス、友達が笑う。
凛と冴えた青空ふたり歩く光、ただ優しくて解からなくなる。

「うん…ありがとう賢弥、田嶋先生いらしてるかな?」
「たぶんウチの研究室にいるな、待ち伏せする言ってたから、」

闊達な笑顔が応えてくれる、ただ朗らかに冴えて明るい。
あたりまえに寄りそって歩いてくれる、その温もり瞳の底にふかい。


(to be continued)

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