よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

定例役員会・・・

2008年10月07日 | Weblog

今日は朝から直売所へ。
月一の当番、そして夜はそのまま役員会と、12時間を店で過ごす。

写真は役員会にて。
今月半ばのみやぎまるごとフェスティバルにて店で出展、
その際販売予定の「はっと汁」を皆で試食。
刈り終えた会員の新米 ひとめぼれとともに。

大変美味しゅうございました(*^o^*)


役員会といっても堅苦しいものではなく、年代も60代のお母さん中心
なので、議案はマジメにこなしつつ、雑談に花が咲くのも特徴。

今日は「昔の食」の話で脱線。。。。

「はっと汁」の「はっと」とは別名「ひっつみ」ともいい、小麦粉を
練って吸い物にしたもの。
一人のお母さんが「昔はずいぶん食ったもんだなぁ・・・」という発言
に端を発し話題が広がる。

昔、まだまだ苦しかった頃、農家に米はあったがそれはあくまで「売る」。
そしてお金に換える事を優先したため、とにかく小麦粉を食べたという。
今のように、200gとかでなく、今の米袋サイズでウン十キロ入のものが
家にあって、それをうどんにしたり、はっとにしたり、おやつでは沖縄
の「サ~タ~アンダギ~??」のようなものを作っては食べたらしい。

米だって、もったいないからと、出来るだけ残さず、万が一余れば水洗い
して乾燥し、砂糖をまぶして揚げておやつ。夏場の腐りやすい時期でも、
同様の方法で無駄無く食したらしい。

なんといっても一番驚いたのは、親父と同級生のお母さんの言葉。
昔は赤犬という犬は食用とされてたのは聞いた事があるけれど、
それが普通だったので、大きくなるで「イヌっていうのは今の牛や豚の
ように食用動物だと思っていた・・」との発言!Σ(◎o◎;)

・・・今よりもほんの少し前の話です。
今は物質的には豊かになったのかもしれないけれど、昔の人達は今より
「生きる事」に一生懸命であった気がする。
モノは豊富でも「生きる目的」すら見いだせない人が増えてつつある今
と比べて、
果たしてどちらが本当の意味で「豊か」なのだろう・・・・

大笑いもしたけれど、ふとそんな事を考えさせられる時間でもあった。