復興プロジェクトとして立ち上がった海の手山の手ネットワーク。
一年あまりを経て、セカンドステージとして選択したのが「教室」の開催。
仕事づくり”の一つとして扱い始めた新聞バック。
これまで海の手が折った枚数は約8、000枚を越えます。
が、しかし、新聞バックをどこまで極めても正直に言って未来が見えない。
新聞バックを続ける為に、海の手山の手ネットワークを続ける為の素材は足元にあり、
今度は"新聞バック"を"キーワード"に変えて、
自分たち、そしてご縁があった地域との価値交換をして行きたい。
今日は記念すべき海山教室第一回。
お題目は「消しゴムハンコを作って、新聞バックのタグを作る。」
冒頭に、これまでの海山の歩み、考え方、これから目指すものを簡単に私からお話させて頂きスタート。
初回ゲストは、2月下旬に東北村で行った新宿高島屋がご縁で知り合った木口版画家・オカザワ カヨコさん。
ただご縁で繋がったというのではなく、大事なのは価値観の一致。
海山教室は単なる"カルチャー教室"ではなく、あくまでも"価値を共有し、共感し、そして生み出す場"
そしてそれを価値として”発信して行く場”
先生も興味本位なんかではなく、
自分のやってきた仕事を通じ、そこから広がる発想の可能性や楽しさ、厳しさを一生懸命参加者に伝えてくれました。
流れとしては、
下絵を描き、
それを版に映し、
型に掘り起こし、
最後に取手の部分をつけてハンコの出来上がり。
先生のリクエストで、自然素材、今回取手に佐藤農場の剪定木を使いました。
出来上がりはこんな感じ。
どれも個性があって素敵です。
こういう一歩。形にする一歩をみんなで踏み出すことが大事。
一年前も、どうしようという葛藤、価値観を変えるチャンス、今と同じ目指す価値観は感じていました。
けれども"どうやって"という部分という方法・手段がわからなかった。
では、一年前に海山教室を始められたか、といえばそれは難しかったと思う。
それは海山として話し合う時間、周りの声を感じる時間、やっぱりたくさんの経験が必要だったわけで、
では同じ場所に立ち返ったのかといえば否、
それは一年前とは比べ物にならないたくさんの確かな蓄積があった分、
これから先に目指すものへの道筋も”どうすればいいか”はっきり見えているし、
やっぱり今が”タイミング”なんだと思っています。
私の海山の役割は、その価値観をブラさずに声としてあげ続けるくらいしかないけれど、
今後はこれが海山の生命線。
やるしかねっちゃ!