よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

新聞ばっぐマルシェ。

2015年03月06日 | Weblog




▶︎出店要項

・出品商品は新聞ばっぐに入れて販売すること

・商品に関しては作り手の顔、地域の顔が見えるものであること。

・出来れば雇われ販売員ではなく、商品に縁のあるものが販売にすること。


という条件で、新聞ばっぐのマルシェを実現したい、

と一昨年から思っています。

一番最初に新聞ばっぐをみて「これを仕事にしよう」と海の手山の手ネットワークを立ち上げた当初、

一番最初に妄想したのが、県外からたくさんボランティアに来てくれる人が東北を訪れた土産として何かを買っていく。

それを象徴するものとして新聞ばっぐが使われていく。。。
商品(仕事)も必然的に動いていくし、きっとうまくいく!

そう思ってました。

そのくらい、なんというのかピンときた。

カタチはちょっと違ったけれど、地道にまだ続いてきている。

震災以降、海山として受けた仕事で折った枚数は5~6万枚にものぼり、その売り上げの半分が直接賃金として沿岸部や仮設の方の収入に。


一方、やっぱり東北で農業をやる一人として、震災で気づかされたモノ・コトは大きく、本業、生業でこれから自分がどう動いていくのか、がアタマの大部分をずっとしめるようになってもきた。

震災があったとき、

これからは地方だ、と思った。

なんというのか、経済成長で都会に人が集中するようになったところに、震災があった。
それで、少なからず地方ならではの良さにもっかい目が向いた。
それは当地の地方の人だけではないと思う。

震災は大きなきっかけの一つで、そういう必然なタイミングだと感じる。



昨夜、たまたま教育テレビで研ナオコが手芸を教えてる番組をなんとなく見た。
彼女が手芸が好きで、開催した教室にはたくさんの人が受講者として参加していた。
番組を抜きにしても好きで出てるという顔がいっぱいだった。

震災後もたくさん手仕事が生まれた。

そこには無意識に、流行とかなんとかという「だれか」の影響ではなく、

この人に

という体温を感じたいという意識があったんだとおもう。


そこ。


一方海山でたくさんの折手の仕事を見ると、

スゲーきれい! センスがいい!

という人もいる一方、

なんで同じことしてこんなに塩梅わるいんだべねぇ~

という人ももちろんいる 笑


いま、地方創生というコトバが出てきたのは決して上のひとが押し付けようとしているだけではなくて、そういう体温を感じるものを買いたい、というのと、思いを込めたものを売っていきたい!という両方がある。

いまこそ、だれかに先導?扇動?されるんのはとてもモッタイナイ。
やりたいひとがよっくど考えてやりたいひと発信する時期。


だからこそ、新聞ばっぐ、はその意識を共有できるものだし、象徴たり得るものを内包してる。

そして、間違いなくコミュニケーション
が生まれる。


マルシェが開催されたら、売れるものも、へたっぴなのも、おもしろいのも、いろいろ出展されるだろう。

んでも根本に熱意があり、やる気があふれ、伝えられる場。

あ、新聞ばっぐコンクールにもなる。




そんな妄想膨らませながら、今日は竹50本切った1日でした。




実現したいな。