よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

お店を持つということ。

2018年02月28日 | 自営業






ひと晩もうもうと降った雪だけれど、だいぶあったかくなったので午後にはだいぶ解けた。

午前中は加工場でよっちゃん大量瓶詰め作業。今週いっぱい続きます。

今シーズンもオイシックスドット大地でもよっちゃんなんばん販売いただけることになりました。



夕方山へ。

だいぶきた。もう少し。もう少し。



間伐作業後のサム散歩。猪の気配は無し。

疲労たっぷりの足腰にはキツイ雪山もサムがグイグイ引っ張ってくれるので頼もしい。





先日、直売所の総会で次年度事業で何をするか?から発展して、そもそも今後店としてどういう方向に進むのか?

という発議があった。

直売所という流通が出来て、農家各戸でははく力を合わせて市場をつくっていこうと始まり20年を過ぎた。

その間、道の駅が出来たり腕も上がりそれぞれがそれぞれの流通を少しずつ広げてきた。

直売所も、店舗販売、季節の催事、イベント出張販売から、

お惣菜の日が加わったり学校給食への卸や都市部店舗への卸なども加わってきた。


月日も経過し気づけば主力メンバーは高齢化で「元気なうちは・・・」という曖昧さの中、

農家が集う場所としてやってきた。

昨年あたりだろうか、店のある敷地の借地問題が持ち上がり「今後」を考えるようになっていた。



時間が経つにつれ会員農家の一体感という意味では、開業当初とは違ってきた。

それは悪い意味ではなくそれぞれが成長してきたからこそ、最低限のルールだけは共有しつつここまできたけれど、

農家の集合体という組織として「店をどう活用して行くのか」という場の利用ではなく、

みんなで看板をあげる店として今後の経営をどう舵を切って行くのか?

とても大きな課題をもらった気がした。


それはほっかぶりも同様、他の色んな組織や団体も問われている気がする。

私も運営側として、どー話したらいいものかとずっと頭にはあったので良いきっかけをもらった。

運営側の一人として、いつのまにか店としての利益をというよりも、農家が集う場として店を通して生産者の選択肢を増やすという方向に意見を偏らせてしまっていたのかもしれない。


後退ではなくて、一回「そもそも」に立ち帰って進化する。そんなタイミングにいる気がしています。

これだけではなく、いろんなものが一周回ったのが今な気がしてます。

そういう意味では面白くなる時期なのかもしれません。