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よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

おこめのはなし。

2014年08月24日 | Weblog


まつり明け。

ゆっくりと休みたかったけれどそうもいかずに通常。明日こそ身体を休めたい。。。



昼過ぎ、昨年メデタク教師採用試験に合格した小学校教師・同級生Jが来訪。

仕事でレポート作成をするためお米作りについての話が聞きたいということで、

私よりも我が家で「米=親父」なので親父に時間を作ってもらって同席。

お米の作業、についての話が主題ではあったけれど、親父が昔はねぇ・・・と話したことにはこれまで聞いたことのない話もあったな。


米の生産が十分ではなかったころ、当然値段も高く、親父も跡を継ぐ頃は専業農家として事業を伸ばそうかという人が沢山いたらしい。

農業という仕事へのみんなのテンションも高く、日本の主食を作っているという誇りもあれば、

手仕事が主だった当時は周りとの切磋琢磨も楽しく「田の草取り競争」なんてやったり、活力にみなぎっていた、とのこと。

農協が誕生して、生産、販売の役割分担も生まれ、農業経営という側面でも農家が支えられ、さまざな面でシステム化していった。。。



それから数十年。

食生活も変わり、米もあまり気味。値段も下がり

生産に一生懸命に専念することで成り立っていた生活が崩壊し、

うまくいっていたはずのシステムがゆがんできた。

第一種兼業農家は数えるほどでいまや周りは勤め人の第二種兼業農家が圧倒的な世の中だ。

6次化産業といえば聞こえはいいけれど、その中で「農業」を軸に生活を作ることは、

それまで専念外だったことも自分でやらないと成り立たない、ということでもある。



一方、

親父は「「直売所」が数多く出来た流れは、これから新しく「農業」という選択肢を選ぶキッカケになるのではないか」という。

お客さん、買うという場面には直接関係ないところで出来たルールの中での流通に合わせなくてはならなかった農業に、

「自分で」主体的に考えられる選択肢ができたことは大きい。




みんな手作業手仕事アナログワークから生み出されたものが効率化・システム化を目指す。

そして完成かな、と思ったところに歪みが出来て揺り戻しのような混沌の時期が来る。

だからこそ、自分のような者が農業で食べれてるんだなと、時々思います。



炭焼きやっていたころ、教えてくれたじいちゃんも言ってたなー。

「世の中50年サイクルだ。おらの小せー頃は炭は大事な燃料。

 そっからエネルギーが石油に変わって炭なんか見向きをされないと思ったら、

 自然のサイクルに合った炭が見直され始める。おもしれーな。」


Jの学校の児童が、

「農業がダメだダメだ、だじゃなくって米がダメなら野菜、いろいろ工夫して専業目指せばいいじゃないかーーー!」

って言ってたらしい。




農業だけではなくって、あらゆるところが 転換期 なんだろなと感じる。


自分の為に、自分だけじゃないところの為に、これから後半の人生はとても大事な気がします。







泉区民ふるさとまつり花火大会出展!

2014年08月23日 | Weblog


今年もお楽しみ。泉の花火大会に出展!



久々、3年連続でのんちゃんも参戦し、夕方からはなんと花山さんもお手伝いしてくれました。



そしてお隣はおなじみ。こちらも久々再会のネノキチ星野アニキチーム!

今年もにぎやかに騒いで騒いで楽しい時間。




天気予報を毎日睨みながらのまつり事業部予測。

なんといっても前日のヒョウ!が効いて弱気になったのが裏目に出ました。

販売制限時間1時間半を残し、よっちゃんやきとりもご飯も無くなってしまって完売!


花火は毎年ドキドキ。

搬入が昼なので、そこから人出がじわじわくる夕方までは開店休業懇親会重視!の時間が続きます。

「あ、、、あれ、、、大丈夫!?」と在庫の山が精神を圧迫し胃にきちゃうんですが夕方から突然怒涛のラッシュ。

このギャップが怖! かったはずなのに・・・・三年目になるとクセになります(笑)

ともあれ在庫せずに済み今年もよかったよかった。





ご来場頂いたみなさまありがとうございましたー!


帰りはプチ打ち上げ4人でやったら帰宅は午前様。

車中は来年どんなオペレーションでやるか!?でもりあがりました。



こういう会場で食べるどん兵衛は格別でした。




インターン最終日&明大中野生徒のみなさんの感想文「”いい塩梅"が未来を作る」と感じた日。

2014年08月22日 | Weblog


夕方、雨の中でテントを張りなんばん炭焼きしていると、雷が近づいてきたので幕を四方に張り見つからないように光りものを隠した。

すると激しい雷雨! そして、嵐の強風! に加えてヒョウまで降ってきた!

なんつう天気。。。おかげで中断せざるを得なくなり、9じまでかかっちまった。。。。





東京・食糧学院で栄養士を目指す女子3人のインターン研修も最終日。




ラストの研修地は地元のおいしいハム屋さんジャンボン・メゾン

地元の直売所の仲間でもあり、私も田舎に戻って以来気を張らずにお付き合いさせて頂き、色々と学びの多い会社。

社長は40代後半までは農業をやっており、そこから起業して今では地元百貨店でトップギフト販売を誇る企業です。

ドイツのハムをすごく勉強して商品開発をしてきましたが、社長曰く「地元の人、日本の人がおいしいと感じる"和ハム"がウチの味」

そこがおもしろいし、なんか良かったです。





インターン。

あっという間でした。たのしかった、というのが初めて受け入れた率直な感想。

サバとマンガが大好きなTちゃん、

保育士から転職を目指すムードメーカーMちゃん、

イスラエルの日本大使館を退職して食を学ぶNさん。

みんな年齢も違う、考え方も違う、目指す位置も場所もさまざまだけれど、

「毎日の食、が生きる基本だからこそ、大事に考えたい。」

というメッセージは共通で、そんなところが私達ともぴったんこに共有できることでもある。

きっと根底で何かをみんなが感じるタイミングなんだろうなと思います。


女子ということで、宿泊受け入れに協力してもらった海山・曽木さん黒田さんにも感謝。

体験を歓迎してくれた仲間にも感謝。

そして、食糧学院・ふなき先生、縁をつないでくれた仙台・キャリア支援ネットワーク社長・佐々木のオジキにも感謝。



どうしていいかわからなかった中、ええとこ見せようと思っても見栄えのいい工場や広大な農場もあるわけでもないもんで、

それなら出来ること。「点」ではなく、

自分がモノづくりをする生の現場を見てもらい、

自分のモノをづくりに共感してくれる仲間と触れ合い、

そんなモノづくりがたくさんうごめいている空気を感じて欲しい。

そう思いました。

移動もあったりで慌ただしかったかなとも思うけれど、自分らしさは伝えられたかなと思えました。

あらためて、ありがとうございました。





昨日新聞BAGを体験してくれた明大付属中学・高校(今回の企画模様アップされています)の生徒も今日帰京。

朝インターンのみんなと道の駅で待ち合わせて見送り。

社長にも無理を申し上げ、震災当時の道の駅の取り組みの話を頂きました。

そして、JTBの村岡さん、先生に手紙を頂きました。

昨夜、生徒の皆さんが眠い目をこすりながら振り返った文章。

感動してしまった。

すばらしい。

何点か。





















自分のその当時、を振り返ってしまうと恥ずかしいくらいでした。





昨日、ワークショップ前1時間話をしましたが、終えると先生からも、そして海山代表・曽木さんからも初めてお褒めを頂きました。

身の丈。

震災以来ずっと、本業も より一層! 起業した海山も より一層! 

単純なので、そう思うあまりチカラが入りすぎてしまっていたのかなと今年になって思ってきました。

教えてくれたのは自分の周りの人々。

だから、話すことに慣れた、以上に、自分の中がスッキリしたから、より伝わるようになってきたのだと思う。



ワークショップの中で「チャンスとして震災を捉える」という事を話しました。

それは単純に言えば震災が起こったことで良くも悪くも注目される事を利用する、という意味もあります。

その上で、まさに東北の自分たちがどう考えてどう変えていくのかどう動いていくのか、がとっても大事。

中、みんなで起業した海の手山の手ネットワークやほっかぶりJAPANというフィールドもその一つで、

新聞BAGをコミュニケーションの入り口として、今回で言えばJTBという大企業や首都圏の学校のような、

地元、たっくさんの地域、たっくさんの企業、立場もさまざまな人たちとつながって活動が広がってきた。

そして、自分の全部、というのではなく生業に向かう本気、とはまた違った本気でのぞめるたのしめる場所が作られてきた。

自分にウソをつかないところで、

自分の生業も伸ばしたい。

震災を経て、地元も伸ばしたい。

地元の仲間、知らないくても同じ地域で復興がんばる人たちとも共闘したい。

そんなことをいろ~~~~んな立場を越えて地域を越えて交われ、進んできたこの3年はまさに財産。



思い出すのは自営業をやるぞ、と方向転換する時期、東京でキッカケをくれた恩師H田さんが常々口にしていたコトバ。

「いいか、ジャン!(当時の愛称)、”会社人間にはなるな。社会人であれ!”」

こういうことなんだ、と今実感として思える。



んでもまだまだ終わりじゃない。


日々、妄想は膨らむばかり。

ネタも増えるばかり。


おちつけ、おちつけ。。。








インターン三日目。&海の手山の手ワークショップwith 明大付属中野中学&高校生!

2014年08月21日 | Weblog


インターン二日目の昨日、午後は二年目のくるみちゃん畑で摘心作業。



手数があるというのは助かります。



途中、河北新報の畠山のアニキも激励に訪ねてくれ、

今年一番の猛暑の中たっぷり汗を流しました。夜は黒田さんちでBBQ大交流会。



総勢8人+ちびっ子ひとり。

男子は私一人なので、中のワイワイにちょっかい出されながら一人外で焼きやき係。

楽しい時間でした。

こういうざっくばらんな時間は必要。距離を少しずつ縮めてくれます。




明けて本日三日目。フルーツトマトでお馴染み・ほっかぶりキャプテン・嘉則くんに時間を割いてもらい、

朝からトマト5000本のハウスで手入れのお手伝い。

壮観。

いっぷくに美味しいもぎたて&茹でたてトウモロコシもゴチになってごきげんです。




鳴子へ向かって真っ昼間から温泉に浸かり、なるこりんの野菜ジェラートへ。

BBQで来てくれた直子ちゃんのパプリカ、さっきまで訪れた嘉則くんのトウモロコシの味も味わえました。




そして本日の一大メインイベント・海の手山の手ネットワークの新聞BAGワークショップ。

インターンの三名もせっかくの機会なので参加&お手伝いいただいて開催。



今回は明大付属中野中学&高校から自主的に「東北の被災地見学」に応募してくれた生徒たちが相手。

積極的に来てくれた、というのでこちらも本気。&うれしい。




こんな御縁をつないでくださったJTBの村岡さん。

震災の年から何度も研修に来てくださって我々の活動主旨を理解下さっている信頼できるひとりです。

余談ですが、新聞BAGのお客様第一号で三年前から何かと交流しているたねの森紙さんがやってる、

東北応援隊

まさにその埼玉、日高市出身だと判明して驚きました。ご縁ですね。




私にとってのプレッシャーの時間。

いつもと違い、ワークショップの前に1時間も頂いて、

海山のものがたりや考えや想いを投げかける時間を頂きました。

昨日から現地に入り、南三陸の町を歩き、話を聞き、今日は漁業の体験もして何かを感じる中、

震災の起こった東北で、我々が何を感じ、考え、悩んで、新聞BAGを我々が始めたのか。

これまでの三年間でどう変化、進化したのか。

これからどうしたいのか。

そんなことを話させてもらいました。

ウンウンと聞いてくれるのはうれしいです。








本日も黒田&上條WインストラクターによるオリジナルBAGを作りました。

今日は会場が特別で、まさに三年前の7月10日、この鳴子公民館で海の手山の手ネットワークの新聞BAGインストラクターが10名誕生した思い出の場所。

三年前には高知・四万十から先生として来てくれた黒田さんが、三年後に海山ネットの先生。

三年前には生徒として養成講座を受けた上條さんが、三年後の今日は海山ネットの先生。

おもしろい。




イエーイ!の完成ガッツポーズ。

宿が近いこともあり、時間も十分頂いてゆっくりじっくりと作り上げたはじめての新聞BAG! が今日も沢山うまれました。




新聞BAGは東北の震災を経験した中で生まれた、可能性のあるコミュニケーションツール。

これを機に将来につながることを今日も願いました。







我が家初!インターン受け入れ!

2014年08月20日 | Weblog
詳細は後日。


昨日から東京食糧学院の生徒三名が体験に来てます。



今日は、よっちゃん農場体験2日目。




メインディッシュの唐辛子の1次加工「焼き」です。

風があるから夏らしくて清々しい(≧∇≦)

お近くのみなさま、
お時間あればどうぞ交流にいらしてください。

あ、差し入れあるとなお嬉し(o^^o)