よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

二年ぶり「よっちゃん納豆」完成!/ 明日は今年最後のほっかぶり市!

2015年12月18日 | 農家ブランド

さっき、製造してくれている古川の大豆カンパニーから納豆受け取りました!!



二年ぶり、、、じーんときます。今晩実食!

思いをこめて、ちょっとラベルも変更。

明日のほっかぶり市、限定50くらいですが販売します!税込みで300円でです!





午前中、富良野グループ公演「屋根」実行委員会の準備会。



副実行委員長曽木さんの奮闘で、チケットの売れ行きは順調。

道の駅、会場であるスコーレハウスを始めとしたプレイガイドも頑張って頂いていて、チケット管理している道の駅の在庫はわずか。

年明けは、他のあちこちご縁でお願いしているところと調整しながら販売する流れです。

明日のほっかぶり市でも販売しますが枚数は非常に少ないです!

ぜひ興味があれば鑑賞して欲しいので手に入りやすいうちにぜひお求め下さい!

「まだ先だから・・・」と思っていると、のがします!予約の方も今のうちに「予約」を私に。でないとお約束出来ません!

今日は「開拓」の話になりました。

岩出山にも開拓で入って今や農家では岩出山を代表する先輩農家・佐藤農場がありますが、

あら伊達な道の駅の人気チョコ・ロイズも岩出山から当別へ開拓で渡った子孫の方が社長。そんな御縁があります。

今回の舞台「屋根」にも通ずるものがあります。

また、ひいて、俯瞰して考えると、今の時代もまた、そんな開拓精神のようなものが試されている世の中だよなと感じます。

まさに、だからこそ、今回の実行委員会はこの作品を観て、感じてもらいたいと思い公演を誘致しました。

有名な舞台だから、だけなら動きません。

そこを掘り下げる企画も年明けから考えておりますのでお楽しみに。




で、明日は今年最後のほっかぶり市!

話はもどって「よっちゃん納豆」そんなわけで初売りがほっかぶり市です!

11時には試食を兼ねて「よっちゃん納豆」いっぱい味わってもらうべく「年忘れ大餅つき大会!」もやります!

寒そうなので、いつもより、ちょっと厚めの手ぬぐいでほっかぶって来てけらいんっ!


待ってるど~~~~~!



初めてのしめ縄作り。/消えていく風景。

2015年12月16日 | Weblog


念願だった、地域の「しめ縄教室」に初参加。いや~楽しかった。

人生初めて、自分が作った正月飾りで年を越す!という気分は上々です。


昨年は指を電鋸であやうく切り落としそうな怪我で断念した企画。



まんずはいつもと違い、シメの記念写真から。満足感でいっぱいな顔がならんでいます。





上野目地区の重鎮、千葉さん指導のもと、総勢13名参加。

「初参加の高橋さんでーす!」と紹介してもらって ? と思っていたら、みんなベテランで毎年参加している方々ばかり。

初心者はオラ一人だけでしたが、道の駅の出荷仲間だったり、おんなじ集落だったり、地域で知っている方がだいたいで緊張せず良かった。

作るしめ縄、ひとり3つ。

一つは自分のお持ち帰り用だけど、あとの2つは地域内の一人暮らしの方へのプレゼントで配るとのことで、

初心者のおらで大丈夫すかっ!!! と始まりからプレッシャーでいっぱい。




何が難しいって、おらが独学でやってきた縄ないは「右綯い」というもので主に手の指先を中心としたエリアで上へ上へ(外へ外へ)と編んでいくもの。

それに対して今回は「左綯い」

神社だったりこういう注連飾りなど「福を引く」という事で手のひらの使い方も逆になり、左親指の下の腹に力を込めて、手前に引きながら編む。

利き手とはよく言ったもので、これが中々慣れるまでが大変。藁に撚りがかからずうまく出来ない!

しかも、右綯いは普通二本の束を編んでいくのにくらべ、3本を編みこんで仕上げるので更に難易度はあがる!いや~深い深い!

けんども先生を始めみんなベテラン揃いなので丁寧に指導してもらってなんとか慣れました。









お昼ごはんもみんなで囲み、とうとうオラほの集落にもイノシシが渡ってきてしまった話題でみんな農家なので盛り上がり、来年のタケノコ山を心配しつつ午後の部へ。


午後はカタチを作り、松や昆布を飾り付けしてあっという間に終了。楽しい時間はあっという間だ。





オラが作ったものはこの3つ。

このうち2つは誰か家のお正月飾りになります。うれしい。



新聞ばっぐも一緒だけれど、先生は段取り追って説明しようとするんだけれど、ベテランで慣れてるのもありお年寄りだし、

始まると勝手にどんどん進み(笑)、私にもあれこれと話しかけてもくれる。

唯一の初心者のオラは必死にメモを取りつつ誰の話を聞いたら良いんだか、また遅れまい!と必死な時間でした。

とはいえ今年挑戦してる「さんだわら」の編み方や、藁の処理の話など「わら編み仲間」が出来たのは大きいです!


最後に先生も嘆いてましたが、

今は産業優先になってしまって、売られている飾りは殆どが「わら」を使ってないという。

カヤだったりい草だったりするものもあり、飾りのひとつひとつの云われより「とりあえず販売するもの」として

表記も平気で中国語のパッケージが盛りだくさん。。。。


そもそも岩出山には今の季節「つと納豆」が看板商品だった。

わら(つと)に直に入っている納豆。

それが作られなくなったのはつと編みする人の高齢化が主な理由かと思っていたら、わらの質の変化が大きいという。

昔は手刈り、バインダーで自然乾燥、という時代があり穂付で刈り取られたワラは刈り取った跡も穂がワラの養分を吸うので、

残ったわらはしぶとさがありわら細工に使っても丈夫ないい商品が出来たらしい。


時代は転じて今はコンバインで自然乾燥は殆ど無い。長いわらは取れるけれど、穂とすぐに分けられてしまうため、

栄養がわらに残っていまい、つと納豆のパッケージに使おうとしてもなんだかクズわらが引っ付いたような質になり、

工芸に使ってもぼそぼそで編みこむとキレやすいものしか取れなくなってしまったという。


技術の進化は必要だとは思うけれど、相反して四季や日常の人の営み・文化がそれによってなくなっていって単に形式化していまい、

並んでいるから買うもんだよね、というだけになって意味すら考えなくなってしまうのは寂しいことだと思います。




時代は変わる。けれども遺すための方法はまだまだあるはず。

今日は色んな意味で、奥の深い、ヒントをいっぱいもらった一日になりました。


満足。

これから毎年正月飾りは自前で作るど!

ワークショップもいつか自分がやりたい!




SHOZO CAFEへ。/ 続・くるみちゃん選別第一弾完了!

2015年12月15日 | 農家ブランド
道の駅のエボラボ部会で栃木SHOZO CAFEへ日帰り研修。

同世代で1日じっくりな時間はしばらくなかったので車中から大いに盛り上がりいい時間だった。







カフェはコーヒーも美味しく雰囲気も良かった。

個人的にカフェ自体、はあんまり良くわからないけど、それが街にとってどうか、周囲に対しての派生とか感化とか、みたいなところは少し感じることが出来たのは大きい気がした。





戻ってからはまた夜なべでくるみちゃん選別。

無農薬だからかケムシがいっぱいで苦労した!


3時間。やっと週末、今年最後のほっかぶり市で販売する分の選別なんとか終了!

明日納豆への加工をお願いしに古川、大豆カンパニーへ。


2年ぶり!ぜひっ!



お楽しみにー!

続・くるみちゃん脱穀選別。/ ソムリエ・チョビ。

2015年12月14日 | 農家ブランド


午前中、父方の大叔母さん夫婦が年末あいさつに来てくれた。

久しぶりにゆっくりとお茶飲み。

大叔母は会社勤めをしていた20年前くらいから毎日のウォーキングを欠かさない。

用達に出ると、いつも国道をスタスタ元気、競歩選手のように軽快に歩いている姿を目にする。

5年前に病気で大手術をした跡も、退院翌日からは散歩を再開し医者も驚いたという。

キッカケは立ちっぱなしの工場勤めで身体が悪くなったりしはじめ、健康の為だったという。

んでも、万が一の時に助けられたのも毎日丈夫で居たいという意識からはじめたウォーキング。すばらしい。




午後はくるみちゃんの脱穀、そして選別。

ほっかぶり市で販売する第一弾分はそろそろ仕上げなくちゃなんない!



今日も竹でガシガシとアナログ脱穀しているとチョビも周りを楽しそうにウロウロ。

そばで作業しているのがうれしいのかと思っていたらば、なんと溢れるくるみちゃんを片っ端から食べている。



よほど美味いのか豆殻の上にどっしり構え、オラの作業を見守り、こぼれるのを待っている・・・。



これで大体全体の2割くらい。

こっから遂に、一昨年購入した唐箕「こだま号」が登場。



やっと使う時がきた!

上からゴミと一緒になった豆を少しずつ入れる。

ハンドルを回し風を起こしてゴミを吹き飛ばして豆を落としていく。うまく考えたものだ。



こんな風に。



そこでもチョビは弾かれた豆に敏感に反応してパクパク。



今年はかなり期待できそうだ。



紫斑病なども少なく、いいのが多い。

よりも、収量が!!!凄い。

もう、、、初年度の残酷な収量を突破しそう。まだ2割りほどなのに。。。

これなら、くるみちゃん計画セカンドステージまで今年はやれそうだ。。。。


これから夜なべで手選別。

アナログは手がかかる。が、それがいい。それを伝えたい。


「おいらも太鼓判だぜぃ!!!」by チョビ。

方向性とイメージ。

2015年12月13日 | 農家ブランド






今朝の冷え込みは別格だった。

ふとんの上から冷気に押し潰されるような寒さで目を覚ました。



直売所の臨時総会。

いろいろあったけれども、これを今後に活かさないと意味が無い。。。。

今回の事案は、ど~~~~しても! 最後まで「イメージが出来なかった」事案。

中枢の役員として携わって、ずっと考えてきて、自分の中ではうまくいくいかないというよりもその部分に迷ってしまった。

臨時総会への議案として中途半端になってしまったことはここが原因だったけれど、イメージが理屈として通るという感覚が無かった。。。。

プラスに出来るピースは至る所に揃ってるんだけれども、、、、、それを組み合わせればカタチにはなるんだろうけれども、、、、、「イメージが浮かばなかった。膨らまなかった。」に尽きる。

これはきっと、今回の大事がもう一方に決が転じていても同じように感じたに違いない。


偉大なる先輩方からずばりとそこが指摘され改めて「イメージ出来るか出来ないか」というのがどんなに大事なのかということを知った思い。

感謝だ。まだまだ教えられる事が多い。そんな時間を無くすことこそ儲けよりも大きな損失。

このことで、いろいろあったここ数週間だけれども、総会後半は「これから」についていつもの同志にもどれた時間だったような気がする。


雨降って地固まる、に出来るかが問われる。