仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

とても恥ずかしかった・・・何冊本を読んでも、実行できなければ意味が無い

2021年08月21日 | 修養
 ホームセンターに買い物に行ったときのことである。

 車で通るときに、駐車場にゴミが落ちていることに気づいた。

 袋からはみ出してグチャグチャになっている。

 ひょっとすると、何かの液体で汚れているかもしれない。

 気づいてはいたが、拾う勇気までは出せなかった。

 拾ったゴミを、どこに持って行けばよいかも分からない。

 「汚いなあ」と思いながら、そのままスルーして駐車場に車を止めた。

  


買い物を終えて、駐車場に向かうと、ゴミが無いことに気づいた。

 「お店の人が気づいて捨てたのかな?」

 そう思って辺りを見回すと、高齢の女性が、素手でそのゴミを持ち、お店の前まで持って行っている。

 そして、お店の出入り口、邪魔にならないところに、そっと置いた。

 その後、手をハンカチか何かで拭いていた。

 



 恥ずかしかった。

 素手で拾う勇気が出せなかった自分が、恥ずかしかった。

 ゴミ箱が無くても、お店の前にそっと置いておくという知恵が出せなかった自分が、恥ずかしかった。

 

「掃除の神様」と呼ばれる鍵山秀三郎氏を尊敬している。

 しかし、何冊氏の本を読んでも、今日の高齢の女性のような実行力がない自分が恥ずかしかった。

 鍵山氏ならば、必ずゴミに気づいて、ゴミ箱を見つけて、そっと捨てただろう。

 必ずそうしている。



 何事もすぐ忘れる自分だけれども、この恥ずかしさだけは、忘れないようにする。
コメント
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