作曲:三木稔
台本:瀬戸内寂聴
指揮:大友直人
管弦楽:東京交響楽団
3階R6列1番
日本人作曲家のオペラを観るのは初めて。
今まで新国で観たものは非常にシンプルな舞台だったのに比べると、豪華な場面もそれなりにあったと思う。
日本語って、西洋音楽の旋律に合わないなあと思いながら聴いていたが、声は出ていたように思った。演奏も、繊細な感じがして良かったと思う。
テーマがいまひとつわかりにくかった。何を訴えたいのか。日本語で歌詞が歌われるのに、字幕を観ていてわかりやすいといえばそうなんだけど、言葉に重みがないというか。もっと文学的な表現を使えばいいのにと感じた。
途中で中国っぽい旋律も流れるけど、オリエンタルのエキゾチックさはあえて避けたのか、あまりそういう感じがなかった。東洋の美とか神秘とか前面に出さないと、海外では上演されないのではないかと思ったりした。
話の展開が、丁寧で冗長な部分と、突発的な部分のバランスが、自分はあまりしっくりこなかった。
史実に照らしたら囲碁というのは重要かもしれないけど、舞台ではあまりに地味で、アピールするものがない。
この中のアリアが、歌曲集の中で歌い継がれるかというとそれもちょっと疑問。
最大の見せ場というか聞かせ場が、琵琶の演奏だったように思われ、それってオペラとしてどうなんだろうと思いながら帰路に着いた。
時差ぼけも残っていて疲れてはいましたが。
台本:瀬戸内寂聴
指揮:大友直人
管弦楽:東京交響楽団
3階R6列1番
日本人作曲家のオペラを観るのは初めて。
今まで新国で観たものは非常にシンプルな舞台だったのに比べると、豪華な場面もそれなりにあったと思う。
日本語って、西洋音楽の旋律に合わないなあと思いながら聴いていたが、声は出ていたように思った。演奏も、繊細な感じがして良かったと思う。
テーマがいまひとつわかりにくかった。何を訴えたいのか。日本語で歌詞が歌われるのに、字幕を観ていてわかりやすいといえばそうなんだけど、言葉に重みがないというか。もっと文学的な表現を使えばいいのにと感じた。
途中で中国っぽい旋律も流れるけど、オリエンタルのエキゾチックさはあえて避けたのか、あまりそういう感じがなかった。東洋の美とか神秘とか前面に出さないと、海外では上演されないのではないかと思ったりした。
話の展開が、丁寧で冗長な部分と、突発的な部分のバランスが、自分はあまりしっくりこなかった。
史実に照らしたら囲碁というのは重要かもしれないけど、舞台ではあまりに地味で、アピールするものがない。
この中のアリアが、歌曲集の中で歌い継がれるかというとそれもちょっと疑問。
最大の見せ場というか聞かせ場が、琵琶の演奏だったように思われ、それってオペラとしてどうなんだろうと思いながら帰路に着いた。
時差ぼけも残っていて疲れてはいましたが。