Running On Empty

Pretenderの備忘録

二月大歌舞伎 夜の部

2006-02-26 22:58:22 | 歌舞伎
1階 15列 7番

梶原平三誉石切
10月から来月まで毎月高麗屋の舞台を観る事になります。
これは動きもそれほど大きくないし、そこそこうまく舞台に収まっている感じです。
ただいかんせん口跡が悪く、せりふがそれなりに重要なのに聞き取りにくい。あと、おおらかさというのがやはりないんですね、特に成田屋なんかと比べると。
芝雀はまあ良かった。愛之助はああいう赤ら顔の悪役もやるのだなあと感心して観てました。

京鹿子娘二人道成寺
これだけ動きも多い舞踊ですし、菊之助と並ぶと、ふと玉三郎にも年齢を感じてしまう瞬間がありました。考えられて、綺麗にまとまっていたと思います。まだまだこれは進化しそうで、今後が楽しみではありますが、玉三郎が年をとっていくので、どう折り合いをつけていくのだろうという興味もあります。最後に鐘に上るのは大変そうに見えました。

人情噺小判一両
なんとも切ない話であります。菊五郎が、町人をいい味を出して演じてました。播磨屋はおおらかさが出ていて、こういう役は世話物でもいいなあと思います。田之助の武士の役というのはビックリですが、枯れ具合が良かったかもしれません。男寅くんは、左團次の孫、男女蔵の息子らしいですが、声が本当に遺伝しますね。声というのは女親のものは遺伝しないのでしょうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする