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Pretenderの備忘録

マーラー5番他 チョン・ミョンフン指揮 ロンドン交響楽団

2006-03-07 23:01:34 | 音楽 Classic
ミューザ川崎シンフォニーホール

2階RB4列10番

ショパン ピアノ協奏曲 1番 ピアノ:横山幸雄
マーラー 交響曲5番

ミューザ川崎、初めて来ました。川崎って、競輪場とか風俗とか川崎大師以外にはそういうイメージしかなく、何年か前に来たときは地下街は充実しているけど、外に出るとみたいな印象を持ってました。ミューザ川崎はJR駅からそのまま行けて、イメージアップの努力中みたいなのが伝わってきました。
ホールは変わったつくりというか。サントリーみたいに、全面座席で。平場の一階席が少なくて、階段状に4階まで正面席がある。これは後ろの方はかなり遠いと思う。フィラデルフィアの2002年にできたフィラデルフィア管のホームのKimmelCenterがこれを一回り大きくしたような感じでした。でもミューザもほぼ2000入るようでビックリ。

ショパン、横山さんのピアノは初めて聞きました。結構繊細で綺麗に聞かせるなあと。LSOの響きが控えめにうまくマッチしていい演奏だったと思いました。
マーラー5番、最初の出だしの音だけちょっとヒヤッとしましたが、基本的に安心して聞いていられる金管。弦もそれなりに厚みのあるメローな音を出せる。このくらいのレベルのオーケストラで客演とは言え、指揮者は何に力を入れて表現したのか。正直それが良くわからなかったです。安心して聞いていられましたし、無難にまとまってたし、アダージョで凄い繊細に泣かせるのかなと思ったら、割合とサラッとだったし。何人か立ち上がってブラボーって言ってたけど、ぐっと来る感動みたいのは僕はなかったです。オケの配置が、第一バイオリンの後ろがコントラバスで、隣がチェロでとちょっと変則でした。これはステージにあわせてなのでしょうか。
11年前、ロンドンのバービカンで、ティルソントーマス指揮で、LSOのマーラー5番を聴いたことがあります。その時は、不気味なマーラーで、ある意味、指揮者のカラーが出ていたと思うんですが、今日はそれがなかったかもということかな。

コメント
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