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Pretenderの備忘録

吉例顔見世興行 二代目中村錦之助襲名披露 夜の部

2007-12-16 23:36:41 | 歌舞伎
南座 1階11列21番

梶原平三誉石切
幸四郎の平三。今月の幸四郎は、勧進帳とこれ、どちらも勤めた回数が多い。これらの作品を、『当たり役』と後世に評価されるかということだろう。

寿曽我対面
錦之助の襲名披露ということで劇中で口上。冨十郎の工藤、これは、曽我物は何でも彼の工藤は非常に据わりがいいというか、声も通るしすがすがしい感じ。菊五郎の十郎、家の芸ではあるのですが、どうもしっくりこない感じ。菊五郎は、世話物の立役、義太夫物の強い女形、和事っぽいものはちょっと違うかなあと。錦之助の五郎、これもどうなのだろう。この人は、線は太くないし、和事の雰囲気があるのではと思う。以前、毛抜きの弾正をやったときも、うーんという感じだった。

京鹿子娘道成寺
喜寿記念、凄いなあと思う。40分、かなり短いバージョンだろうが。これが最後だろうか。菊五郎が10年くらい踊ってないような。

天衣紛上野初花 河内山
今この役をやるのは、仁左衛門、團十郎、幸四郎、吉右衛門。仁左衛門、悪くないけど、これはニヒルな悪じゃないし、ちょっとイメージ違うかも。京都のファンはお待ちかねという感じでしたが。ただ、キップのいい江戸っ子から、和事まで本当に幅広いなあと。

三社祭
手の動きが複雑になると、松緑が手抜きで、菊之助とあってなかったりする。顔見世は最後に舞踊を入れるけど、これは間に息抜きの舞踊。

俄獅子
演出も含め、西の成駒屋がうまくメリハリつけてました。

長い。。。。4時半開始で終了が10時。。。両隣のおばちゃんは風邪で、マスクもせず、口に手を当てずに咳込む。休憩の度に、イソジンでうがいしてた。後ろの夫婦は、瀬川瑛子のディナーショーのために7時半に出て行くのはいいのだけど、イヤホンをオヤジが借りて、いちいちその内容を上演中に隣のおばさんに説明するのは止めて欲しい。うるさい。

いずれにしても、今年も一年、終わりだと感じる顔見世。。。

コメント
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