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Pretenderの備忘録

十二月大歌舞伎

2007-12-09 23:30:49 | 歌舞伎
昼の部 1階2列11番

鎌倉三代記
福助の時姫、風邪を引いているのだろうか、声がかすれている。三津五郎の高綱、安心して観ていられる。橋之助の三浦之助、まあ、こんなもんかいなあ。

信濃路紅葉鬼揃
玉三郎は、能の形式の舞踊が好きだと思う。面をつけない能装束、特に頭。それなりに、見所はあるし、舞踊でも飽きさせない面がある。海老蔵は美しすぎ。勘太郎はしっかりやってるなあと。門之助の女形はいまひとつ。吉弥は、このところ存在感を感じていたら、綺麗どころの舞とかだといまひとつ。久しぶりに観る笑也は、春猿に貫禄負けしていたように思う。玉三郎に干されていたときに、どの程度精進していたかということだろう。

水天宮利生深川
勘三郎の幸兵衛、橋之助の三五郎、福助のおむら他、しっかりした世話物。お雪の鶴松が泣かせる。

夜の部 1階東10の1番

菅原伝授手習鑑 寺子屋
勘三郎の松王丸、海老蔵の源蔵、福助の千代、勘太郎の戸浪とかなり斬新。やっぱりちょっと源蔵がカッコよすぎるかも。

粟餅
三津五郎と橋之助の常磐津の舞踊。橋之助は背が高いというウィークポイントはあるが、三津五郎と並んでの舞踊はきついかな。

ふるあめりかに袖はぬらさじ
通常、これだけで上演されるものが3番目の出し物として歌舞伎座に登場。玉三郎のお園、何度も上演していることもあるし、本人が好きな役なのだろう、本当に自然に演じている。勘三郎、三津五郎、福助、七之助、獅童、勘太郎その他、脇もしっかりで、安心して楽しめた芝居。

終演後、行きつけの銀座のバーで3杯。。。h

コメント
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