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Pretenderの備忘録

二月大歌舞伎 昼の部

2008-02-11 21:13:54 | 歌舞伎
歌舞伎座 1階16列18番

初代松本白鸚二十七回忌追善

小野道風青柳硯
60数年前に、初代吉右衛門、当時の幸四郎で演じられて以来という。今回は、梅玉、三津五郎。短い小品。

車引
松王丸に橋之助、梅王丸に松緑、桜丸に錦之助。バランスは取れてるかも。時平に歌六。

積恋雪関扉
昼の部の目玉とも言えるわけですが。吉右衛門の関兵衛、後半の大伴黒主に変わるところも含めて、まあそれなりの存在感。染五郎の宗貞、富樫を感じさせるすっきりとした綺麗さ。福助が小町と墨染を。小町の愛らしさの表現がやや大仰でわざとらしい。墨染はしっくりいい感じ。

仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場
七段目。幸四郎の大星、貫禄はあるが、なんというか、大石内蔵助らしい大らかさが欲しい。芝雀のおかる、悪くないと思いますが、最近ではどうしても玉三郎のイメージなので。染五郎の平右衛門、非常に一生懸命取り組んでいるのが伝わってくるいわゆる熱演。もう少し年輪を重ねてくると、もっと良くなるのではないか。



コメント
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