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Pretenderの備忘録

黒船 - 夜明け

2008-02-22 23:05:41 | 音楽 Opera
新国立劇場 3階2列18番

指揮 若杉弘
演出 栗山昌良
管弦楽 東京交響楽団

お吉 釜洞祐子
吉田 星野淳
領事 村上敏明

山田耕筰が書いたオペラ。
Rシュトラウスの影響とか、聞いていて感じた。日本人が作曲したと言ってもわからない西洋音楽になっていたのではないか。
セットは比較的シンプル。第三幕に場の展開が二回ほどあり、最後に舞台が上下するようなことはあるが。
日本人が和装で、たまに篠笛等の音が入るが基本的に西洋音楽で、それにあわせて日本語で歌う。日本語ははっきりと聞き取れ、字幕は不要だったかもしれない。解説も字幕に出たが。
古典芸能を見ている目には所作が若干違和感が残ったが、そこそこ綺麗に見える、というところで、演出的にはいいと思う。
オケは結構鳴らしている場面も多かったが、歌も聞こえていたし。
ただ、何か不思議な違和感。多分、これを日本で上演しているだけではあまり意味がないのかもしれない。日本のエキゾチズムを超えた形で発信していかないと、何か自己満足に終わってしまうような気がした。


コメント
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