鼬

世田谷パブリックシアター　1階B列22番

［作］　真船豊
［演出］　長塚圭史

［出演］　鈴木京香／白石加代子／高橋克実／江口のりこ／
　　　　　 山本龍二／峯村リエ／佐藤直子／塚本幸男／赤堀雅秋

白石加代子と鈴木京香のぶつかり合いが凄い。
鈴木は色気を失わず、強さも見せ、改めて魅力を感じる。セカンドバージンに通じるところもあるかも。
重厚な演技陣でしっかりした芝居が納めとなった。

通し狂言伊賀越道中双六 (いがごえどうちゅうすごろく) 五幕六場

国立劇場　大劇場　1階14列45番

序　 幕　相州鎌倉　和田行家屋敷の場

二幕目　大和郡山　誉田家城中の場

三幕目　三州藤川　新関の場
　　　　　 同　　　　　　　　 裏手竹藪の場

四幕目　三州岡崎　山田幸兵衛住家の場

大　 詰　伊賀上野　敵討の場


（出演）
中　村　吉右衛門

中　村　歌　　 六

中　村　又 五 郎

尾　上　菊 之 助

中　村　歌　　 昇

中　村　種 之 助

中　村　米　　 吉

中　村　隼　　 人

嵐　　　 橘 三 郎

大　谷　桂　　 三

中　村　錦 之 助

中　村　芝　　 雀

中　村　東　　 蔵


通常上演される沼津をやらず、それ以外の本筋にフォーカスした構成。
特に岡崎の場が話題。これは100分の長丁場。暗い場面とは聞いていたが、意外にすっきり。役者の個性が出るのかもしれない。

絶賛されている歌六は、老け役がはまってきた。
菊之助は岳父との共演が増え、非常にいい経験。
私のお気に入りの米吉は、ほんとうに立派な女方に成長しつつある。
ワキはそれぞれしっかり、吉右衛門もしっかり。