ようやく図書館で回ってきた。半年待ったか。
発売は、2016年9月、三年半前。
映画が、昨年10月だったか。
映画を観てから、読んだことになるが、一気に読めた。映画とは離れて楽しめた。
映画で、感じた物足りなさ、人物描写の浅さを確認した。
500ページ、二段組みの小説では、登場人物の心理を見事に描いている。
そして、明石の想いのところで、何度か、涙を流してしまった。
音楽についても、コンクールについても、良く取材していると思う。
4人のコンテスタント、審査員についても、よく描かれていると思う。
読んでいる最中、プロコが、バルトークが、ラフマニノフが、頭の中をなっていた。
アニメは宮崎を含めほとんど見ないが、NHKでやっていたピアノの森だけは見ていた。蜜蜂と遠雷とピアノの森がシンクロしている感じもあったが、どちらが影響を与えたのかな。