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Pretenderの備忘録

リチャード二世

2020-10-08 22:28:11 | 芝居・ミュージカル・バレエ
新国立劇場 中劇場

2009年のヘンリー六世から、2012年リチャード三世、2016年ヘンリー四世、2018年ヘンリー五世とのシリーズの最後を飾る。
年代的に言うと、リチャード二世が一番最初になる。
過去の作品を思い出しながら観ていた。
岡本は今までの役と異なる、弱弱しい役。
浦井は、割合と今までとイメージが同じ、ただ勇ましいだけで苦悩がない。
中嶋は、今回はセリフが少なかった。
セットは非常にシンプル。
演出は、密を避ける等は特になかったように感じた。

シェークスピアの歴史劇は決して面白いものではない。12年間、全部観てきたが、壮大な歴史に立ち会っているような感覚だろうか。
下手な役者はいないので、破たんはない。

シアタートークでは、鵜山がこんな風に続くことが想定されていなかったと言っていた。
浦井は演劇の喜びや成長を語っていた。
岡本や中嶋もこのカンパニーのパワーを語っていた。

なかなかこういう機会はないだろう。12年がかりのものを最初から観ることができて、本当に良かったと思う。





スタッフ
作 ウィリアム・シェイクスピア
翻訳 小田島雄志
演出 鵜山 仁

キャスト
岡本健一 浦井健治 中嶋朋子 立川三貴 横田栄司 勝部演之 
吉村 直 木下浩之 田代隆秀 一柳みる 大滝 寛 浅野雅博 
那須佐代子 小長谷勝彦 下総源太朗 原 嘉孝 櫻井章喜 石橋徹郎 清原達之 
鍛治直人 川辺邦弘 ⻲田佳明 松角洋平 内藤裕志 椎名一浩 宮崎隼人

シアタートーク
中井美穂 鵜山仁 岡本健一 浦井健治 中嶋朋子

コメント
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