八月以来の客席半分、一時間の四部制が続く歌舞伎座。
角力場、白鸚がなかなか貫禄があっていい。存在感で勝負という感じになってきたか。勘九郎が、与五郎はうまいし、放駒も白鸚の存在感に潰されそうな感じを上手く出している。配役の妙か。
石切、仁左衛門がすっきり演じる。石切は正面を向いて跳ぶ型。富十郎で観て以来か。歌六は老け役はお手の物。彌十郎が赤顔が多い役だが白塗りだった。
第二部
双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)
角力場
濡髪長五郎 藤屋吾妻 茶亭金平 山崎屋与五郎/放駒長吉 | 白鸚 高麗蔵 錦吾 勘九郎 |
第三部
梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)
鶴ヶ岡八幡社頭の場 |
梶原平三景時 六郎太夫娘梢 俣野五郎景久 奴菊平 大名山口十郎 同 川島八平 同 岡崎将監 囚人剣菱吞助 大庭三郎景親 青貝師六郎太夫 | 仁左衛門 孝太郎 男女蔵 隼人 男寅 玉太郎 歌之助 松之助 彌十郎 歌六 |