60年安保と2021年の311十年後の二つの世界をシンクロさせて、シンプルな舞台セットの中で、字幕の歴史的な解説もつけ、対話とモノローグでの2時間弱。昔小劇場で60年安保のようなイデオロギー色の強い芝居が上演されてたんだろうが、現代とシンクロさせることで、身近に感じさせる。テーマの一つはマスコミのあり方なのだろうが、現代のSNSや、マスコミ以外には踏み込んでいない。
ポストトークで萬斎監督が、凄い芝居だと激賞、テーマが広大と言っていたが、背景にあるものをきちんと見通せる人はさほど多くないようにも思った。
いろいろと考えさせれらる芝居。
世田谷パブリックシアター
【作】 瀬戸山美咲 【演出】 栗山民也
【出演】 瀬戸康史 木下晴香 渡邊圭祐 近藤公園
阿岐之将一 魏涼子/吉見一豊 大鷹明良
【出演】 瀬戸康史 木下晴香 渡邊圭祐 近藤公園
阿岐之将一 魏涼子/吉見一豊 大鷹明良